BTSのVが、エモーショナルなソロ・バラード「FRI(END)S」の新しいライブ・パフォーマンス・ビデオでとびきり洗練されたように見えるのには理由がある。フランスのラグジュアリーブランド、カルティエとのコラボレーションで制作されたこのファッショナブルな映像は、Vの顔を捉えたタイト・ショットで始まり、バックにはR&B調のサウンドが流れている。

 カメラがズームアウトすると、韓ソウルの豪奢なカルティエ・メゾン・チョンダム“ラ・レジデンス”のショールームに立つVの姿が映し出される。Vは、ワイドレッグの黄褐色のパンツと、クリーム色のシャツに茶色のニットベスト、そして赤紫色のネクタイを着用し、手首や指、耳にはカルティエのゴールドアクセサリーを惜しげもなくつけている。高い天井とエレガントな内装が特徴の高級ファッションブランドのソウルの店舗内で、Vは曲を通じて友人以上の関係になれないことを嘆いている。

 「FRI(END)S」は、Vが昨年9月にソロ・デビュー・アルバム『Layover』をリリースして以来のソロ・プロジェクトとなる。この英語のR&Bナンバーは、長年の友人に抱く潜在的な恋愛感情を押し殺す内容となっている。

 Vは昨年7月にカルティエのブランド・アンバサダーとして起用された。「FRI(END)S」は3月15日にリリースされ、ミュージック・ビデオも公開された。ミュージック・ビデオでは、周りのカップルが終わりなき愛に溺れる中、一人で世界を駆け巡るVに、途中で思わぬ展開があり、事態が一転する。

 18か月の兵役を義務付けられているため、VはBTSのメンバーのJIMIN、RM、JUNG KOOKとともに昨年11月に入隊手続きを開始した。グループは現在、7人全員が兵役を終える2025年まで活動を休止している。

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