めざましテレビ 30周年フェス」東京公演・DAY1が、3月16日東京ガーデンシアターで開。きゃりーぱみゅぱみゅ、WEST.、Novelbright、キタニタツヤ、BOYNEXTDOORの5組が登場し、会場を盛り上げた。

【写真】超癒される…BOYNEXTDOOR、めざまし君とちいかわのぬいぐるみに囲まれたショット

■1年をかけて全国を巡った「めざましテレビ 30周年フェス」

本イベントは、「めざましテレビ」(フジテレビ系)が4月で放送30周年を迎えることから、視聴者への感謝を込めて全国8カ所をめぐる音楽フェス

1年かけて全国をめぐり、最後の地となる東京公演は2日連続での開催。司会進行には、フジテレビの三宅正治アナウンサー、生田竜聖アナウンサー、藤本万梨乃アナウンサー、小山内鈴奈アナウンサー、原田葵アナウンサーの面々が登場し、番組内で放送中のアニメ「ちいかわ」より、ちいかわハチワレも参加。アーティストの秘蔵写真披露や会場の観客全員とのじゃんけん大会など、盛りだくさんの内容となった。

■影アナはBOYNEXTDOOR・JAEHYUNとSUNGHO

ライブの開始前に流れる、30周年フェス恒例となった“出演アーティストによる影アナウンス”。今回、会場の注意事項を伝えたのは、BOYNEXTDOOR・JAEHYUNとSUNGHO。明るく楽しそうな2人の声がアナウンスされると、大きな歓声が上がり、ライブへの期待感が高まる。

司会のアナウンサー陣がステージにそろい、三宅アナが「ライブを楽しむ準備はできていますか!? 東京公演盛り上げてくれますかー!?」とあおると、観客は配布された「めざましくんうちわ」を振って大きな声援で応えた。

■Novelbright「今日はご褒美のみたいな日」唯一のロックバンドとして会場を盛り上げる

Novelbrightの「めざましテレビ」出演時の紹介VTRが流れると、客席ではバンドタオルを首にかけたファンが立ち上がり手拍子をしてメンバーの登場を待ちわびる様子が。ボーカル・竹中雄大の叫び声が響き渡り、「Sunny drop」でライブがスタート。「楽しんでいこうぜ!よろしく!」と叫び、伸びやかなボーカルで会場のテンションを上げていく。2曲目「seeker」では、骨太なバンドサウンドとともに力強い歌声を届けた。

会場を見渡した竹中は「いいね!うちわとか僕らのライブではないからね」と、いつもとは違う景色を新鮮に感じたようで、会場に掲げられたファンサのお願いボードを興味深そうに眺め、「うさ耳して?バーンして?うれしいの?俺にバーンされて」と戸惑いを見せて笑いを誘った。

3曲目「愛とか恋とか」では、“愛や恋といった言葉では伝えきれない切ない思い”をメロディアスな曲にのせて歌い上げ、4曲目「雪の音」でも圧倒的なボーカルと曲の世界観を会場に届ける。

「今日はすごくご褒美みたいな日」と笑顔を見せる竹中は、「(出演者の中で)唯一のロックバンドなので」と、新曲「Awesome Life」を披露し、ラストは「Walking with you」で締めくくった。ステージを縦横無尽に動き回って手拍子を促した竹中は、会場に一体感をもたらしてくれた。

トークパートでは、スクリーンに「めざましテレビ」に初登場した際の姿が投影されると、「痩せてる!」と沸き立つメンバー。幼少期の写真公開では、「髪形一緒やん」「年齢詐称してる」など、お互いにツッコみ合い和気あいあいと楽しむ様子を見せた。

そして、本イベント前日の3月15日に29歳の誕生日を迎えたギタリスト・沖聡次郎に、番組から誕生日仕様のギターを持った「めざましくん」のぬいぐるみのプレゼント。29歳の抱負を聞かれると、「去年より身長を伸ばしたい」とボケて、すかさず「無理やろ」とメンバーからのツッコミを浴びていた。

■“きゃりーワールド”全開…ヒット曲連発のきゃりーぱみゅぱみゅ

続いて、きゃりーぱみゅぱみゅのライブ。ステージに大きなティーカップが置かれ、「ぱみゅぱみゅレボリューション」に合わせて大きなスプーンを抱えたうさぎが駆け回り、トランプの衣装に身を包んだダンサーが踊り出すと、会場は一気にファンタジーな世界観に包まれた。

そして、「CANDY CANDY」のイントロが流れると、水色のワンピース姿で頭に大きなリボンを着けたきゃりーぱみゅぱみゅが登場。「きゃりーぱみゅぱみゅです!今日はよろしくね!Clap your hands!」と、会場を一気にきゃりーワールドへ引き込んでいく。「一緒に歌って!上(の階)も一緒に!」と手を振りながら歌い、会場をひとつにしていった。

続けて、カップに腰かけて手拍子を促し「チェリーボンボン」を披露すると、会場には「かわいい!」という声が飛び交う。「みなさん一緒にダンスしてくれませんか?」と、腕をくるくるする振り付けをレクチャーし、「キミに100パーセント」へ。Aメロになると「はい!はい!はい!」と、ダンスを促すきゃりーの姿が。そのままの勢いで「つけまつける」を披露した。ヒットチューンが続き、きゃりーの「みんなで!」とあおるコールで会場の盛り上がりは最高潮に。

曲の間には、ちいかわハチワレも登場してダンスをし、ステージはかわいいの大渋滞。「最後の曲はみんなで盛り上がりたいと思います!」と披露した「原宿いやほい」では、「はいはい!カモン!大声で!」と、盛り上げた。

トークパートでは、思い出に残る「大ファンのケイティ―・ペリーの本人登場ドッキリ」について振り返る場面も。幼少時の写真公開では、サングラスをかけた2~3歳頃の姿、おかっぱ頭でセーラー服を着た5歳の姿が写し出され、「泣き虫でシャイな性格だった」と回顧した。

■トリを飾るのはWEST.

本イベントの最後を締めくくるのはWEST.のライブ。「めざましテレビ」登場時のVTRが流れると、会場からは歓声と笑い声が。そして、重岡大毅の「せーの!」の掛け声で、全員で「ええじゃないか!」と大きな声で叫び、デビュー曲「ええじゃないか」でライブが始まる。

会場を見渡して「小さい子たちもいるやーん!」(重岡)、「楽しんでますかー?」(桐山照史)と声をかけ、「初めましての人も、盛り上がってくれてありがとう!」と、会場を一つにしていく。

「さあ、盛り上がっていくぜ!」と勢い止まらず2曲目「AWARD」へ。「いろんなアーティストのファンがいると思います!一緒に楽しもうよ!」と濱田崇裕が呼びかけ「WEST NIGHT」を披露。「いいね、みんな楽しそうやん!」などと叫んでさらに盛り上げる。

ここであいさつを挟み、「ちっちゃい子、起きてる?」「好きに騒いじゃってよ」「水とか飲んどきや」と、メンバーからは口々に観客を気遣う言葉が並んだ。

続いて「ダンサブルな曲、聞いてください」と激しいダンスパフォーマンスが印象的な「REWARD」「FICTION」とパフォーマンスを続けると、「息がもたない」と、息も絶え絶えなメンバー。ジャケットを脱いで気合いを入れ直し「サムシング・ニュー」「僕らの理由」へ。

曲の合間には、「ありがとう!」「サンキュー!」「心を込めて歌うからな!上のほうも端の方も」とステージからコール&レスポンスを楽しみ、熱気あふれる魂のステージを届けた。

「WEST.10周年で初めてのライブだぞ!だから楽しくてな~!」と重岡が叫び、「ムーンライト」では会場一体となってジャンプし、熱量そのままにラストの曲「証拠」が披露されると会場のテンションはマックスになった。神山智洋と中間淳太のハモリ、重岡が濱田の腕を掴んで一緒に歌い、桐山&小瀧望も楽しそうにシャウトした。

そして、重岡は「本日、Aぇ! groupがデビューを発表しました!まだ0周年やけど、どうか応援してあげてください!」と、後輩のデビューを祝い、ステージを後にした。

「めざましフェス」Tシャツに着替えて再登場したメンバー。重岡は「楽しかったです!みんな優しくて、いい思い出になりました」と満面の笑みでコメント。「めざましテレビ」の思い出について聞かれると、濱田は「毎日の占いを見て1日のテンションが変わる」と語り、藤井流星はマンスリーエンタメプレゼンターを務めた際のけん玉チャレンジを挙げた。

■「いつもより黄色い声援が多くてうれしいですね」と語る竹中雄大

最後は全アーティストと、ちいかわハチワレがステージに集合。フェスTシャツに身を包み、各アーティスト専用にデコレーションされためざましくんを手に持ち、会場と一緒に「思い出の1枚」の撮影タイム。そして、それぞれがライブの感想を語った。

「皆さんのおかげですごく楽しかったです」(キタニ)、「皆さんとじゃんけんをしたり…(眼鏡を外すと歓声が)。みんなありがとうございます、押忍!」(JAEHYUN)、「いつもより黄色い声援が多くてうれしいですね」(竹中)、「女子のかわいい声で盛り上がってもらえてすごくうれしかったです」(きゃりー)、「WEST.も頑張っていきます!」(重岡)。

フィナーレでは金色のテープが降り注ぎ、「めざましテレビ 30周年フェス」東京公演1日目は幕を閉じた。

※濱田崇裕の濱は旧字体が正式表記

「めざましテレビ 30周年フェス」Novelbright・竹中雄大/※提供写真