日本財団東京都港区、会長 笹川陽平)は、3月18日(月)~3月27日(水)まで、香川県の四国水族館にて、子どもたちが瀬戸内海の海洋ごみについて考える体験型展示イベント「海をたすけるすいぞくかん」を開催しています。
開催初日には、スペシャルゲストとして、STU48の福田朱里さん(香川県出身)、中村舞さんをお招きし、水族館に集まった岡山県の小学生にむけて、日本財団が作成した絵本「海をたすけるももたろう」の読み聞かせや、トークセッションを行うオープニングイベントを実施いたしました。

  • STU48メンバーの読み聞かせに小学生たちは興味津々。

    真剣な表情で聞き入り、海洋ごみ問題についての深い学びの時間に。

 「海をたすけるももたろう」は、豊かな瀬戸内海を守るためにももたろうが街から出たごみの退治に向かう物語です。物語にちなみ、STU48の福田さん・中村さんがももたろうのはちまきをして登場。岡山県の琴浦南小学校3年生36人に向けて、「今日は、美しい四国水族館で絵本を通して皆さんが海洋ごみについて考えるきっかけとなれば嬉しいです。私たちも、皆さんと一緒に勉強します!」と挨拶をしました。

 STU48のお二人は、絵本の読み始めは緊張していましたが、子どもたちが楽しみながらも真剣な様子で耳を傾けてくれるため、徐々に緊張がほどけた様子でした。読み聞かせが終わると子どもたちは、ストーリーや海のキャラクターに対して思い思いに感想を述べていました。

 読み聞かせ後、子ども達に感想を聞くと、「街に落ちているごみを自分でも拾おうと思いました。」とごみ問題への意識の変化を見せてくれました。また「ももたろうの朗読をすごくキレイにしてくれてわかりやすかった。」という生徒さんもいて、会場を和ませる一幕もありました。

  • 「海をたすけるすいぞくかん」を通して、日常生活の行動を見直し、海洋ごみ対策を。

    体験型展示の楽しい仕掛けに、STU48メンバーも「こどもたちも、興味深く学ぶことができる」と期待!

  読み聞かせ終了後は、瀬戸内海を守っていくために、日常生活の中でどのようなアクションを起こしたらいいか、時折子供たちにも意見を聞くなどのやり取りを交えながら、話し合いました。子供達からは「自分のごみでなくても落ちていたら拾う」「なるべくプラスチックのごみは出さない」などたくさんのアイデアが出ました。香川県出身の福田さんは家族で四国水族館を訪れたこともあり、「ふるさとに帰ってきて香川のみんなと海洋ごみについて考えることができてよかったです。街のごみが海洋ごみに繋がっているのは、初めて聞きました。」と話し、「マイはしやマイボトルを使うなどひとりひとりの行動が海をきれいにすることに繋がるので、今日知ったことを周りの人に伝えていきたいです。」と海洋ごみ対策について伝えました。

 さらにオープニングイベント前には、福田さん・中村さんにも「海をたすけるすいぞくかん」を先行体験していただきました。どのようなごみが捨てられているかという現状や、海洋ごみを減らすために私たち一人一人ができることを知るための、様々なアクティビティを体験。福田さんは「これだけたくさん楽しい仕掛けがあったら、子どもたちも、興味深く学ぶことができると思いました。」中村さんも「海洋ごみ問題が丁寧に分かりやすく示されているので、より身近な課題として明日から自分たちがすべきことを考えることができました。」と楽しそうに感想を述べられました。そして、参加した小学生も、「僕たちのごみによって水族館のきれいな魚たちがいなくなってしまうのは悲しいです。自分ができることを考えて、周りのお友達や家族にも伝えていきたいです。」と、頼もしく話してくれました。

  • 「海をたすけるすいぞくかん オープニングイベント」実施概要

 「瀬戸内海のごみは街から生まれる」現状を、瀬戸内にゆかりのあるももたろうのストーリーにちなんで伝えた絵本「海をたすけるももたろう」を、STU48のメンバーが読み聞かせをすることで、子どもたちの海洋ごみ問題への理解を図りました。トークショーも実施し、読み聞かせや体験型展示の感想や、瀬戸内の海洋ごみ問題についてメンバー達に語っていただきました。

 美しい瀬戸内海を守る未来の担い手たちを育てていくために、イベントを通して、子どもたちに海洋ごみ問題に関する知識を深めてもらうことができました。

■実施日: 2024年3月18日(月) 10:00~10:35

■会 場: 四国水族館内「キッチンせとうち」(〒769-0201 香川県綾歌郡宇多津町浜1番町4 )

■登壇者: STU48(福田 朱里さん(香川県出身)・中村 舞さん)

■内 容: 「海をたすけるももたろう」読み聞かせ/トークセッション/フォトセッション/内覧会

  • 「海をたすけるすいぞくかん」概要

■名称:「海をたすけるすいぞくかん」

■日程:2024年3月18日(月)~3月27日(水)

■時間:9:00~18:00 

■場所:四国水族館(〒769-0201 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4)

■主催:公益財団法人日本財団

■参 加 料:無料※別途入館料が必要

■参加方法:イルカ棟1階 海豚ホール内イベント特設ブースで参加受付をいたします。

■特設サイト:https://momotaro-setouchi.tnfportal.jp/suizokukan/

  • 海洋ごみ問題を楽しく学ぶ6つのスポット紹介

 ごみ退治をして、海をたすけたももたろうが豊かな瀬戸内海を守り続けるために作った「瀬戸内海おたすけの書」の完成を目指して、水族館のあらゆるところにある6つのスポットで海洋ごみの問題を学びながら、キーワードを見つけてまわるイベントです。

【スポット1】 「海をたすけるももたろう」導入ムービー

「海をたすけるももたろう」の導入ムービーを観て、このイベントへの参加を呼び掛けるスポット。

【スポット2】 “海のごみの現状を知ろう”

海にどのようなごみが捨てられているのかという現状と、

これからどんな海を目指していきたいかをイラストを見て学べるスポット。

【スポット3】“海を守るためにできることを学ぼう”

パネルをくるくる回転させて隠れているキーワードを探す中で、海を守るために「今すぐできるアイデア」を楽しい仕掛けを通して学べるスポット。

【スポット4】“海を守るためにできることを学ぼう”

川に流れるごみに隠れているキーワードを探す中で、海を守るために「今すぐできるアイデア」を楽しい仕掛けを通して学べるスポット。

【スポット5】 “瀬戸内海を守ろう” 

瀬戸内海の海洋ごみ問題の現状を数値的な観点から学べるスポット。

【スポット6】 ももたろうからのメッセージ 

参加した子どもたちに瀬戸内海をきれいに保つためのメッセージを呼びかけるスポット。

  • 限定ノベルティ

瀬戸内海おたすけの書」を完成させた参加者の方には、本イベント限定ぬりえ用クーピーをノベルティとしてプレゼント。海をイメージした青色の6色セットになります。また1日先着10名様にSTU48の直筆サイン入りのポストカードをプレゼントいたします。

※クーピーのプレゼントについては数に限りがございますので、先着順となります。

  • 「海をたすけるすいぞくかん」開催背景

日本財団 経営企画広報部 広報チーム リーダー 栗田萌希(くりた もえき)さん

 日本財団は次世代に豊かな海を引き継ぐために、海の未来を切り拓く人材育成や基盤づくりに取り組んでいます。本イベントは、海洋ごみ対策について特に力を入れている瀬戸内4県の子ども達に向けて、瀬戸内にゆかりのあるももたろうを通して海洋ごみ問題を楽しく学んでもらえるように企画しました。海洋ごみの約8割は街から流れ込んでいるので、水族館で得た知識を普段の生活の中でも活かしてもらいたいと思います。本イベントを通じて、美しい瀬戸内海を守る未来の担い手たちが育ってくれることを願っています。

 瀬戸内海に面した瀬戸内4県(岡山県広島県香川県愛媛県)と日本財団は、自治体を越えた広域の連携体制のもと、閉鎖性海域である瀬戸内地域での海洋ごみ対策を進めるとともに、循環型社会を見据えた“瀬戸内モデル”を世界に発信していくことを目指し2020年12月、協定を締結し、包括的海洋ごみ対策事業「瀬戸内オーシャンズX」を発足。

 瀬戸内オーシャンズXは、2025年までに瀬戸内海への新たなごみの流入を70%減らし、回収量を10%以上増やすことを目標とし、瀬戸内海の海洋ごみの全体量を減少傾向に転じて問題解決へ繋げていくことを目指します。

瀬戸内オーシャンズX 公式HP:https://setouchi-oceansx.jp/

日本財団について

痛みも、希望も、未来も、共に。

日本財団1962年、日本最大規模の財団として創立以来、

人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、

幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。

https://www.nippon-foundation.or.jp/

配信元企業:公益財団法人 日本財団

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