小芝風花が主演を務める木曜劇場「大奥」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第10話が、3月21日(木)に放送される。フジテレビ系「大奥」シリーズが、連続ドラマとしては約20年ぶりに復活。本作は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女たちの戦いを描く。

【写真】宮舘涼太“定信”「力づくで奪うまでだ」鋭いまなざしが恐ろしい…

■女たちの熾烈(しれつ)な戦いの火蓋が切られる

時は江戸中期、景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素、倹約、勤労の日々を強いられていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびている。

そんな中、倫子(小芝)は第10代将軍・徳川家治(亀梨和也)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸の裏にある大奥へ渡ると、そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがいた。たった一人の天下人の寵愛を受けるべく、女たちの熾烈な戦いの火蓋が切られる。一方その頃、大奥を、江戸幕府を、混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていた。

小芝、亀梨の他、倫子を誠心誠意支える付き人・お品役に西野七瀬、家治の側室・お知保役に森川葵、徳川将軍家の血を引く家治のいとこ・松平定信役に宮舘涼太が配役。

また、大奥の女性たちを束ねる重役・大奥総取締役である松島の局を演じる栗山千明、破竹の勢いで出世を果たした側用人・老中の田沼意次を演じる安田顕が物語を彩る。

■「大奥」第10話あらすじ

第10話では――

「わしは、将軍家の子ではない」――。

倫子(小芝風花)は、家治(亀梨和也)から自身の秘密を打ち明けられた。倫子は家治から田沼(安田顕)にこの秘密を握られ、言いなりになるほかなかったと聞かされる。困惑する倫子だったが、そんな中、家治は体調を崩してしまう。

田沼はお品(西野七瀬)の子・貞次郎を世継ぎに指名することを迫るが、家治は将軍家の血を引かない自分の子でよいものかと苦悩。さらに、田沼は松島の局(栗山千明)を大奥総取締から追い落とし、自分の意のままになる高岳(田中道子)を据えようとする。

家治の見舞いに行った松島は、倫子との会話を聞いてしまったことを話す。動揺する家治は、その話は聞かなかったことにしてくれと松島に頼み込む。

一方、倫子のもとに定信(宮舘涼太)から贈り物が届く。中にはいつものように文が隠されていたが、その文には、驚くべき内容が記されていた。

――という物語が描かれる。

■予告動画に反響続々「家治様によく似た男…もしかして家治様の兄弟?」

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、「待っておれ家治!力づくで奪うまでだ」という定信の言葉と共にスタート。さらに、定信は「あなた様は幕府を欺いた罪人として打ち首となるでしょう!」という恐ろしい言葉を家治に告げている。

また、「上様にそっくりなお方がいるそうで」というせりふと共に、家治に瓜二つの歌舞伎役者の姿が映し出される。この歌舞伎役者は、家治の出生に関する真実をひもとくキーパーソンであり、亀梨が一人二役に挑戦する。

一方、全てを知った倫子は、家治に「血筋とは、そんなに大事なことなのでしょうか?」と声を掛ける。実に倫子らしい優しい言葉に、家治は倫子を抱きしめ、愛しそうに「御台…」とつぶやく。

動画の最後には、家治が胸を押さえて倒れ込むシーンが。肩で息をしながら、苦しそうな表情を浮かべている。

第10話放送を前に、SNS上では「いよいよ直接対決ですか…!どちらにも幸せになってほしい」「定信様の不穏な笑みが…!」「家治様によく似た男…もしかして家治様の兄弟?」「亀梨君の歌舞伎役者姿楽しみ!」「倒れた上様が気になります」「上様どうかご無事でいてください」「どんな上様でも倫子様は愛を持って大切にしている、そんな二人が幸せになってほしいです」などの声が上がり、話題となっている。

「大奥」第10話より/(C)フジテレビ