スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行うJSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会 東京都新宿区/会長 遠藤利明)は、2024年3月17日に、『「NO!スポハラ」サミット2024』を開催しました。

JSPOはじめとする本活動の主催6団体は、「NO!スポハラ」の価値観を広げるため、2023年度、さまざまな取り組みを行ってきました。

本サミットでは、その内容を振り返るとともに、各スポーツ団体、チーム、個人などスポーツに関わる全ての人が、スポーツ現場からスポハラをなくすためにできることをそれぞれの立場で考え、次年度以降も積極的かつ継続的に、より一層、「NO!スポハラ」活動の賛同・共感の輪を広げていくためのイベントとなりました。

当日は、約700名の方にご参加いただきました。

本サミットでは、プレーヤーの主体性を尊重し、より高いレベルの野球を愉しもうという「エンジョイ・ベースボール」の旗印を掲げ、2023年夏の甲子園全国高等学校野球選手権大会)で107年ぶりに優勝を成し遂げた慶應義塾高等学校野球部監督の森林貴彦さんに、『 「スポハラ」の無い指導でプレーヤーの主体性を育む』をテーマに基調講演をいただきました。

講演では、野球を通じて、“野球力の日本一”を目指すだけでなく、“人間力の日本一”も目指すのが指導者としての信念であり、その信念の極意を野球の試合(9回表裏、全18項目)に例えてお話いただきました。

▲基調講演の様子(森林貴彦氏)
▲指導者としての信念

続いてのパネルディスカッションでは、

大阪体育大学の土屋裕睦さんをファシリテーターに、パネリストには基調講演に続けて森林さん、アテネ北京五輪柔道金メダリストの谷本歩実さん、パラ・パワーリフティング選手であり現役大学生の森崎可林さんとともに、2023年9月に開催した保護者向けワークショップに参加いただいた篠田ゆりさんに保護者の立場から加わっていただき、『「NO!スポハラ」なスポーツ環境のために私たちがすべきこと』をテーマに、スポハラを根絶するためにそれぞれの立場で何ができるのか、意見交換を行いました。

最後に、本活動の主催6団体が2024年度以降も連携して活動を推進するため、主催6団体の代表による「スポーツ・インテグリティの確保に関する協力覚書」へのサインを執り行いました。

この協力覚書では、本活動の目的である「スポハラをなくし、誰もが安全・安心にスポーツを楽しめる社会を築くこと」を2033年度までに達成するため、2028年度までに調査において「いかなる理由でも指導者・コーチによる不適切な行為があってはならない」と回答する割合を100%とすることを目標に、各種取り組みを行うこととしています。

▲協力覚書サイン(左からJPSA河合純一常務理事、JOC星香里常務理事、JSPO森岡裕策専務理事、 日本中体連齊藤正富会長、全国高体連奈良隆専務理事、UNIVAS池田敦司専務理事)
▲パネルディスカッション登壇者 (左前:篠田ゆり氏、右中央:森崎可林氏、右前:谷本歩実氏、左後:土屋裕睦氏、右後:森林貴彦氏)

■オンデマンド配信

本サミットの様子は、後日、「NO!スポハラ活動」特設サイト▼にてオンデマンド配信します。

https://www.japan-sports.or.jp/spohara/event/#cont03 

■イベント概要

◆開催日時:2024年3月17日(日)13:45~17:10

◆開催形態:会場参加およびオンライン参加(Zoomウェビナー)形式併用

◆対象:スポーツ団体関係者、一般の方(指導者、選手、保護者を含む全ての方)、

メディア関係者

◆参加者数:685名(内、オンライン604名)

◆プログラム:

■特設サイト https://www.japan-sports.or.jp/spohara/

配信元企業:公益財団法人日本スポーツ協会

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