今週末の公開作品で、映画ファンから熱い視線が向けられているのはどんな映画?2024年3月22日(金)~24日(日)に公開される新作から、MOVIE WALKER会員の「みたい」数(みたい映画としてユーザーが登録している数)を集計。279万人(※2024年3月現在)のMOVIE WALKER会員が「みたい!」と期待を寄せる5作品を、関連ニュースムビチケ情報と合わせてご紹介します。今週のトップは『四月になれば彼女は』。

【写真を見る】恋人役を演じた佐藤健と長澤まさみの胸キュンシーン!

■1位は佐藤健長澤まさみ森七菜共演によるラブストーリー『四月になれば彼女は』

映画プロデューサーで小説家川村元気による同名ベストセラー恋愛小説を、佐藤健長澤まさみ森七菜らを迎えて実写映画化した『四月になれば彼女は』が1位をマーク。本作では、10年にわたる愛と別れが、壮大なスケールで描かれる。

精神科医の藤代俊(佐藤)は、かつての恋人、伊予田春(森)からの手紙を受け取る。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が書かれていたが、その後も春よりいろいろな場所から手紙が届いていく。時を同じくして、結婚の準備を進めていた婚約者の坂本弥生(長澤)が突然、姿を消す。やがて、この2つの謎がつながっていく。

人気ドラマ「恋はつづくよどこまでも」や「First Love 初恋」など多様なラブストーリーで様々な表情を見せてきた佐藤が新境地を見せ、長澤や森とエモーショナルな愛を紡ぎだす。そのほか、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊と実力派俳優たちが集結した本作。メガホンをとったのは、米津玄師Lemon」、藤井風「青春病」、宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」など多くの伝説的ミュージックビデオを演出してきた俊英の山田智和で、本作にて長編映画の監督に初挑戦した。

佐藤、長澤、森、ともさか、山田監督らが登壇した完成披露試写会では、CMでの共演はありながらも、映画では初共演となった佐藤と長澤がお互いを称えあう姿は、会場からも大いに反響を呼んだ。

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■2位は浅野いにおの漫画初のアニメーション映画化『デッドデッドデーモンデデデデデストラクション 前章』

ソラニン」や、「おやすみプンプン」などで知られる浅野いにおの傑作漫画が、前後編の2部作として初めてアニメーション化された映画『デッドデッドデーモンデデデデデストラクション』(通称・デデデデ)。3月22日(金)に公開される前章が2位にランクインした。

東京でハイテンション女子高生ライフを送る、小山門出と"おんたん“こと中川凰蘭。突如巨大な「母艦」が東京へ舞い降りた3年前の8月31日、この世界は終わりを迎えるかにみえたが、絶望は日常に溶け込み、大きな円盤が空に浮かぶ非日常のなかで、門出とおんたんは青春を謳歌していた。しかし、ある夜に起きた悲劇から、2人と世界は破滅へと加速していく。

主人公の小山門出役に、YOASOBIのボーカルikuraとしても活躍する幾田りらが、その親友、中川凰蘭役には、若い世代を中心に支持されているあのが抜擢され、声優に初挑戦した。アニメーションディレクターを「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの黒川智之が、シリーズ構成・脚本を「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズの吉田玲子が務める。

MOVIE WALKER PRESSでは、幾田りら&あののインタビュー記事を掲載中。アーティストとして活動する2人が、作品やキャラクターの魅力と共に、声での演技とどう向き合ったのかを語り合った。

本作の入場者プレゼントは、アニメーションの原画を元に制作された『デデデデ』特製ビジュアルカードで、公開日より配布される。「イソベやん」リュックを背負った門出と手を差し伸べているおんたんの原画がデザインされた本カードは、数量限定生産のため、くれぐれもお見逃しなく。

■3位はジェーン・カンピオン監督の秀作『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』

第66回アカデミー賞の主演女優賞、助演女優賞、脚本賞や、第46回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞をはじめ、世界各国の映画祭を席巻したジェーン・カンピオン監督作が、日本での公開から30年の時を経て蘇った『ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター』が3位に登場。

舞台は19世紀半ば、ニュージーランドの孤島。エイダ(ホリー・ハンター)は父親の決めた相手と結婚するために、娘(アンナ・パキン)のフロラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来る。6歳で話すことをやめたエイダにとって、ピアノは声の代わりだった。ところが、夫になるスチュアート(サム・ニール)が、ピアノは重すぎると海辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズ(ハーヴェイ・カイテル)の土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは、ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤を1つ返すと提案する。

エイダ役のホリー・ハンターは、言葉を発しない難解な役柄を見事に演じ、自らピアノ演奏をこなして、カンヌ国際映画祭女優賞やアカデミー賞主演女優賞を獲得。娘フロラ役の当時11歳だったアンナ・パキンは映画初出演ながらアカデミー賞助演女優賞を受賞した。また、マイケル・ナイマンの美しいメインテーマは、いまも多くの人々に愛され続けている。

本作のムビチケ前売券(オンライン)・ムビチケ鑑賞券を買うと、特別な絵柄と鑑賞記録がセットになった「ムビチケデジタルカード」をプレゼント。また、MOVIE WALKER STOREでは、A3オリジナルポスタームビチケも発売中だ。ムビチケ前売券(オンライン)の販売は3月21日(木)まで。

■4位は若葉竜也主演、伊勢谷友介共演のサスペンス映画『ペナルティループ

『人数の町』(20)で長編監督デビューを果たした荒木伸二監督が、主人公が意図せずループに巻き込まれるという従来のタイムループものとは違い、自らの意思でループしていくというオリジナル脚本を映画化した『ペナルティループ』が4位に。

恋人を殺され、自らが望んで復讐のループを選択していく主人公の岩森を若葉竜也が、その岩森に復讐される素性不明の謎の男、溝口を、約2年ぶりの映画出演となる伊勢谷友介が演じる。また、岩森の恋人、唯役に『ほしのふるまち』(11)の山下リオ、謎の男を『ドライブ・マイ・カー(21)のジン・デヨンが扮している。

公開に先駆けて行ったMOVIE WALKER PRESS試写会で作品を鑑賞した観客からも「まったく予想できないストーリー」「展開に引き込まれていく」など斬新なタイムループに裏切られたといった声が続出。繰り返し観たくなる『ペナルティループ』への感想もチェックしてみてほしい。

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■5位は実話ベースの重厚な社会派ドラマ『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』

中絶が法律によって禁じられていた時代のアメリカを舞台に、女性たちの中絶を手助けしたとされる実在の団体「ジェーン」の実話を基に描く社会派ドラマ『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』が5位に。

チャーリーズ・エンジェル』(19)のエリザベスバンクスが主人公ジョイを演じ、シガニー・ウィーバーが「ジェーン」のリーダーであるバージニアに扮する。メガホンをとったのは、『キャロル』(15)の脚本を手掛けたフィリス・ナジー。

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以上、みたい映画ランキング上位5作品をお届けしました。ぜひ大スクリーンでめいっぱい映画を堪能していただきたいです!

文/山崎伸子

“みたい映画”ランキング1位は珠玉のラブストーリー『四月になれば彼女は』/[c]2024「四月になれば彼女は」製作委員会