GACKT

歌手・俳優のGACKTが20日、自身の公式X(旧・ツイッター)を更新。日本のライブ会場について、セキュリティの甘さに危機感を募らせた。

 

■ライブ中のトラブル

GACKTは今月17日にオリックス劇場(大阪府大阪市)でライブを行ったが、その際に観客が進行を妨害する事態が発生。1人の女性が「面白い話をしてよ!」などと叫び、GACKTや周囲の観客への迷惑となっていた。

進行を乱されたGACKTだったが、その客に対して冷静に返答して落ち着かせる。この対応は反響を呼び、一部メディアで取り上げられた。

 

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■GACKTが考えていたこと

GACKTはきょう20日、17日のライブに触れたものと思われるポストを投稿し「今回のボクの対応はなにも『性格が丸くなったから』じゃないんだよ」と切り出す。

ライブ当時について「30年もライブをやってれば、見にきたファンの精神状態が察知・判断できるようになる。今回もその子の声色を聞いたときに、『正常ではない、むしろ何かをやらかす可能性が高い』と判断した」と自身の考えをつづる。

「何か刃物などを持っていて逆上したら?」「周りのファンが傷つけられたりしたら?」といった状況を想定し、「スタッフが対応するまでの時間、その子を落ち着かせることを最優先し、場の雰囲気を壊さない様に笑いに変えたりとやっていた」と明かした。

 

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■セキュリティの甘さを指摘

ライブでのトラブルに触れたGACKTは、「そもそも日本のライブ会場のほぼ99%はセキュリティチェックなどない。海外とは危機感の意識レベルが違う」と指摘。

「みんなが安心して楽しめるようにエンターテイメントに関わる人たちは最悪の事態を常に想定し、瞬時に対応できるマニュアルを共有すべき」と提言した。

さらに、「平和ボケした日本のイベント制作サイドの危機感の低さが、このままだと大きな事故を招くんじゃないかという懸念を1番感じた」「見に来る人たちが安心して楽しむためには、制作サイドの危機感の持ち方を見直す必要があるんじゃないのかな」と心境をつづっている。

 

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■ファン「警備体制はしっかりしてほしい」

GACKTのポストを見たファンからは、「せっかくのイベントなんだし、警備体制はしっかりしてほしいものです」「確かに海外と比べるとセキュリティは甘すぎますね!」「人が集まる場所にはセキュリティチェックは必要だと思う」といったコメントが上がった。

「素晴らしい対応でしたね。声で気が付くなんてさすがです」「GACKTさんの対応は凄いなと思いました」と称賛するファンも見られる。

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■「このままだと大きな事故を…」

GACKT、ライブ会場のセキュリティの甘さを危惧 「このままだと大きな事故を…」