出塁するやいなや、果敢に盗塁を成功させた大谷。(C)Getty Images
甘く入ったボールは見逃さなかった。
現地時間3月20日、ドジャースの大谷翔平は、パドレスとの開幕戦に「2番・DH」で先発出場。相手先発だったダルビッシュ有との初対決となったが、3回の第2打席で痛烈なヒットを放った。
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初回無死一塁で迎えた第1打席は、外に沈むシンカーを打たされてショートゴロに終わっていた大谷は、続く対戦できっちりとリベンジを果たす。2死無塁で打席に入った背番号17は、カウント2-2からの5球目、外角高めに抜けた94.7マイル(約152.4キロ)の2シームを捉えてライト前にはじき返した。MLB公式サイトによれば、打球速度は112マイル(約180キロ)の弾丸ライナーとなった。
そして、大谷はこれだけでは終わらない。続く打者の初球で、ダルビッシュの意表をついて果敢にスタート。あざやかに二盗を成功させたのだ。
打って、走ってと見せ場を作った大谷。たった一人で好機を演出した偉才には、米識者も興奮を隠さない。
米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏が「前にも言ったが、もう一度言う。今シーズンのショウヘイ・オオタニはピッチャーをやらないから、スピードがより発揮されるだろう。今年は40本塁打、40盗塁をやってのける」と断言。さらにロサンゼルスの日刊紙『LA Times』のジャック・ハリス氏は「ドジャースは、今年のショウヘイに積極的な走塁を期待していた。それをいきなり」と息をのんだ。
なお、その後にダルビッシュは2死満塁のピンチを招くも無失点でしのぐ。すると、これにパドレス打線が奮起。3回裏にザンダー・ボガーツが先制タイムリーを放った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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