Ubisoft Entertainmentは、NPCとリアルな会話ができる生成AI「NEO NPC」をアメリカ・サンフランシスコにて開催中の「GDC2024」にて発表したのち、米公式サイトでもプロジェクトの詳細を明かした。
「NEO NPC」は、パリにあるUbisoftの小さな開発スタジオによって、音声から自然な表情を生成するNvidiaのフェイシャルアニメーション技術「Audio2Face」と、ゲームキャラクター向け対話AI技術「Inworld」の大規模言語モデルを利用して開発されているプロジェクトだ。
これまでのゲームではNPCと会話する際、プログラムされた言葉しか発することはできなかったが、「NEO NPC」を搭載したNPCではプレイヤーの置かれている状況やNPC自体の性格を崩すことなく会話できるようになるという。
（画像は米Ubisoft公式サイトブログの該当ページより）
本プロジェクトはまだプロトタイプに過ぎず、ゲームに実装するにはまだ道のりが存在しているようだ。小規模なユービーアイソフトのプロジェクトにも、AAA級タイトルにも有用な、柔軟性のあるツールとして完成させることを最終的な目的としているようだ。
「NEO NPC」を発表した記事内ではひとりのキャラクターとして自立させるための工夫や本来の物語からの大きな脱線を防ぐプログラムの仕組み、偏見や固定観念にとらわれないキャラクターづくりへのこだわりが全5項目でより詳しく紹介されている。
全編英語だが、興味が湧いた方は見てみてはいかがだろうか。
米Ubisoft公式サイトブログ「How Ubisoft’s New Generative AI Prototype Changes the Narrative for NPCs」ページはこちら
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