アリアナ・グランデの98歳になる祖母が、ビルボードHot100にチャート入りした世界最高齢の人となった。

アリアナのニューアルバム「エターナルサンシャイン」収録の「オーディナリー・シングス」に、シンガーおよび作詞で「ノンナ」としてクレジットされている祖母のマージョリー・グランデさん。同曲がチャート55位となったことで、新記録を樹立することとなった。

ちなみに1958年設立の同チャートでは、元トラック運転手フレッド・ストーボさんが、ソングライターとして、2013年、96歳の時に「オー・スウィート・ロレイン」で42位を記録。ストーボさんはその3年後に他界している。

マージョリーさんは「オーディナリー・シングス」で、死別した夫フランクさんについて語り、人間関係のアドバイスをしている。

「家に戻ってきた彼に会った時、彼がまず電車から降りてきた時」
「それは全能の神様が来たかのようだった。日の光を見るかのようだった。もちろん私は何度も荷物を畳み、出ていくことができた。わかるわよね? 一度も喧嘩しなかったというわけじゃない。それは克服できるもの」
「とても簡単なこと。私が彼女に言うように、おやすみのキスをせずにベッドに入ってはいけない。それは最悪よ。絶対にしないように。それができない、不快に思うというなら、あなたは間違った場所にいる。出て行くことね」

そんなマージョリーさんの参加についてアリアナは以前、アップル・ミュージックの番組でこう話していた。

「『オーディナリー・シングス』がアルバムの最後の曲になることはわかっていた。『これが最後の曲、だけどどうやってボタンを留めよう、自分が感じているやり方でどう乗せようか? この疑問に私はどう答えようか?』ってね。その答えはある音声メモの中にばっちりとあった」
ノンナの声をよく録音していたの、何を言うか予想ができなくてね。彼女と友人のシャーリーが話している30分の音声メモを私は持っていた」
「私は『ワオ、私たちが愛する人たち、友人、家族には、なんて心地よく落ち着かさせてくれる能力、複雑で重苦しいものをシンプルにしてくれる力があるんだろう』ってなったわ」