何気ない行動も話題となる大谷。開幕戦の開催地である韓国国内でも彼に対する注目度は増している。(C)Getty Images

 まさに異例の注目と言っていい。ドジャース大谷翔平に対する関心だ。

 何よりも目を引くのは、国際的に話題となっている点だ。MLBの開幕シリーズが行われている韓国でも、大手紙が大谷を相次いで一面に抜擢。特色ある関連記事で偉才を大々的にクローズアップしている。

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 先月29日に結婚を発表したばかりの真美子夫人が帯同しているとあって、日本でも連日のように報道され続けている大谷。現地韓国で話題となっているのは、彼の周囲に対するリスペクトに溢れた言動だ。

 日刊紙『朝鮮日報』は、「大谷の品格。最後まで礼儀を守る……こんな日本人選手が他にいるだろうか」と銘打った特集記事を掲載。「細部に至るまで隙や抜けが微塵もない。グラウンド内外で実力と人柄が完璧だ」と二刀流スターの人格を絶賛。さらに現地時間3月18日に行われた韓国代表とのエキシビションマッチで、韓国とアメリカの両国国家斉唱中に姿勢を乱さず、真剣に聞き入った態度を嘆美した。

「大谷は最後までまっすぐな姿勢を維持し、電光板に表示された星条旗と太極旗を見つめた。日本人選手がアメリカの国歌と韓国の国歌を交互に聞き、両国の国旗に敬礼するなかなか見られない光景だった。大谷の韓国愛は本物だ」

 また、スタジアムに観戦に訪れた真美子夫人の動向も好意的に見られている。大手日刊紙『中央日報』は、20日のパドレス戦で要人用のVIP席ではなく一般客も利用する席で観戦する姿を目の当たりにし、「大谷の愛する人は謙虚だ」と紹介。10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約を締結したスーパースターの妻というイメージとは対極にある「庶民派」もしくは「質素」な姿勢を称えた。

 MLB史上初の韓国での公式戦。その歴史的な大イベントのなかで輝く大谷に対する関心は、ますますヒートアップしていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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