櫻坂46によるバラエティー番組「そこ曲がったら、櫻坂?」(毎週日曜深夜0:50-1:20、テレビ東京)が4月8日(月)よりドコモの映像配信サービス「Lemino」にて見逃し配信されることが決定。テレビでは関東でしか見られない同番組を全国で視聴可能となる。さらに、事前特番として「Lemino 見逃し配信スタート記念 全国そこさく開花宣言!!」を3月22日(金)より独占配信する。

【写真】山崎天は「一番過酷だった」とヒット祈願企画を振り返った

■特番では過去の放送を振り返るクイズなどを実施

2020年10月から放送され「そこさく」の愛称でファンからも親しまれている同番組は、前身となる欅坂46の「欅って、書けない?」から8年半続く、彼女たちにとって“ホーム”とも言える番組。土田晃之と澤部佑(ハライチ)がMCを務め、メンバーがトークやゲーム、そしてコントなどのさまざまな企画に挑戦している。

事前特番では、メンバーが過去の放送回をVTRで振り返り、名場面クイズやゲーム対決に挑戦。クイズをきっかけに当時の意外な真実が明らかになるなど、地上波で番組を見た人でも楽しめる内容となっている。

配信が始まる前に武元唯衣、松田里奈、山崎天、谷口愛季の4人にインタビュー。同番組への思いを語ってもらった他、印象に残っている企画やつらかった企画なども聞いた。

■松田里奈「全国の方に見ていただけるようになるのはうれしい」

――「そこさく」の見逃し配信が決まりました。

松田:(これまでは)関東の方しか見られなかったので、やっぱり「見たい」って言ってくださる方がたくさんいて、こうして全国の方に見ていただけるようになるのはすごくうれしいなって思いました。より一層、番組を盛り上げていけたらいいなって思います。

谷口:ファンの方から「見たい」っていう声とかも頂いていたので、お届けすることができる機会を作っていただけたっていうことがすごくうれしいなって思いましたし、さらに櫻坂46を広げていけるように頑張りたいなと思います。

――皆さんは同番組では全力でバラエティーに臨んでいますが、収録で心掛けていることなどはありますか?

山崎:バラエティーを3期生に教えるみたいな企画があったんですけど、その時に土田さん、澤部さんからアドバイスをたくさん頂いたんです。収録はずっと緊張していたんですけど、ちょっと肩の力を抜いて収録に臨めるようになったというか、今は「そこさく」の収録がもう楽しみでしかないので、それぐらい番組を心の底から楽しんでできているのかなと思っています。

武元:櫻坂46には、ホームランを打てるようなタイプのメンバーだったり、個性派もすごく多いんですけど、私はどちらかというとそういうタイプではないので、できる限り自分に回ってきた打順で一塁まで行けるぐらいのヒットを打ち続けるっていうのを目標に(笑)、心掛けています。

――武元さんは、いつ話を振られても常に面白い返しをしている印象があります。

武元:そんなふうに映っていますか? でも、やっぱり個性的なメンバーがドンって爆発するのも櫻坂46の強みではあるので、私はそこの間をずっと埋め続けられる存在でいたいなっていうふうに頑張っています。

■山崎天「『学力テスト』が…どうしても輝いちゃう(笑)」

――これまでで印象に残っている企画や場面はありますか?

松田:みんなに笑ってもらえたなっていうのが、そんなつもりでもなかったんですけど、イチゴのヘタを食べた時にすごく笑ってもらえて、それがすごくうれしかったのと、自分も楽しかったです。ちょっと迷いもあったんですけど(笑)、オレンジの皮も初めて食べられたし。

山崎:面白かったよね(笑)。

松田:収録が終わった後に、「もう、あれ本当に笑った」って言ってくれるメンバーもいたので、私の中では結構いい回だったんじゃないかなって思っています。

※松田がご褒美のフルーツを食べる場面で、たまたまいちごのヘタを食べてしまい、さらに澤部の振りでオレンジでも皮を食べて見せ、メンバーを爆笑させた。

――山崎さんはいかがですか?

山崎:私は輝きたくて輝いたわけじゃないんですけど、「学力テスト」が…。

松田:それはそうだね、輝きたくはないよね(笑)。

山崎:できるだけ輝きたくはないんだけど、どうしても輝いちゃう(笑)。

武元:どっちの意味でかね(笑)。

山崎:悪い方ですけど…(笑)。でも、たくさん面白がってもらえるので、まあ良かったかなと思います(笑)。

――最下位を争っていた土生瑞穂さんが卒業されてしまったので、今後はさらに大変ですね。

山崎:本当にそうなんですよ。藤吉(夏鈴)とかも結構近い順位にいたんですけど、この前は藤吉が勉強しちゃって、すごく順位が上がってしまったので…。まあ、村山(美羽)ちゃんかな。次なる(ライバル)候補は。村山ちゃんに頑張ってもらおうかなと思っています(笑)。

※山崎は、2021年5月放送の「学力テスト」で24人中23位、2023年7月放送では最下位となるも、下位メンバーによる早押しクイズで勝ち抜けて“おバカ女王”の称号は免れている。現在の“おバカ女王”は村山美羽。

■武元唯衣「滋賀ロケはアイドル人生の目標みたいなところを一つクリア」

――武元さんの印象に残っている企画はなんでしょうか?

武元:私はやっぱり滋賀ロケですかね。面白い系ではないんですけど、自分の中で「坂道グループに滋賀県出身がいない」っていうのをオーディションの時に知った時から、やっぱり地元の良さを伝えたいっていうのをどこかで目標にして活動している部分があったので。

ちょっとネタっぽくなる部分もあるかもしれないですけど、本当に地元に来てくれる人がそれで増えるんだったらいいなっていう思いで、いつもいろいろな紹介をさせてもらっていたので、滋賀ロケができた時は、アイドル人生の中でかなえたかった目標みたいなところを一つクリアできたなっていう感覚にもなりました。

本当に最近、ファンの方から「滋賀に遊びに行ってきました」っていう声を聞くことがめちゃくちゃ増えまして、そういう形で地元に恩返しができているなら良かったなって思います。

――ロケ決定から実際に実現するまで時間がかかりましたね。

武元:3年くらいですね。コロナ禍を挟んでしまったので、そこは時間がかかったんですけど、大学でも地元に貢献できることを勉強してきたので、いろいろここからも頑張っていきたいなって思えるきっかけだったなと思います。

――谷口さんは番組初出演からちょうど1年となりますが、収録はいかがですか?

谷口:先輩方の温かさを感じる場面が多くて、どこかで「あ、ここどうしようかな」って困っている時とかも、さっと発言してくださったり、助け舟を出してくださったりとかするので、普段もそうなんですが、番組の中でもさらに温かさを感じる1年になったと思います。

■谷口愛季「ヒット祈願は時間ギリギリ&体力的にもきつかった」

――では、これまでで一番つらかった企画があれば教えてください。

山崎:私は8枚目「何歳の頃に戻りたいのか?」のヒット祈願なんですけど、あれが本当にきつかったです。きつかった。なんか申し訳ない気持ちでいっぱいで、一番過酷だったなと思います。(なかなか釣れない)私のせいで、みんな船酔いしているのに船から出られないから、本当に早く釣りたいなって思っていましたね。ヒット祈願が成功しなかったらどうしようという不安もありました。

※藤吉夏鈴、森田ひかる、山崎の3人が、2024年の干支「辰」にかけて「東京湾ドラゴン」(1m以上のタチウオ)釣りに挑戦。過去に112cmを釣り上げた山下美月(乃木坂46)を超える“坂道史上最大”のタチウオを釣り上げたらヒット祈願成功という企画。

谷口:私は7枚目「承認欲求」のヒット祈願でカーリングをさせてもらったんですけど、その時に時間が本当になくて大変でした。

もうあと何分しかないみたいな状況で、しかも目の前に時計があるんですよ。投げるぞって顔を上げた瞬間に時計がチラって見えるので、「あ、どうしよう」って焦りもありました。時間ギリギリでも成功させることができたのでうれしかったんですけど、体力的にというか使ったことない筋肉を使ったので、そこは結構きつかったポイントかなって思います。

――やっぱりヒット祈願の企画はきついことが多いですね。

山崎:確かに…。

武元:時間との戦いもあってプレッシャーがあるので。

■松田里奈「そこさくは一番自分たちを出すことができる場所」

――そんないろいろな企画に挑んでいる番組ですが、皆さんにとって「そこさく」とはどんな存在ですか?

松田:一番アットホームで、一番自分たちを出すことができる場所だなってすごく思ってて、そういう場所があるのって当たり前なことじゃないと思いますし、本当に素の自分たちで楽しんでいる部分があって。

でも、それがあるから自分たちも楽しいし、見ている方にも面白いって言っていただけるのかなって思っているので、踊っている時の私たちとは違う、普段の素に近いというか、ありのままの自分たちを届けることができる存在、場所かなって思います。

武元:本当にもう一言で言うと“実家”みたいな感じで、育ててくれた場所みたいな感覚があります。「そこさく」以外の現場をたくさん経験して帰ってきた時に、やっぱりすごく安心できる場所だし、スタッフの皆さんの、どれほどいつも私たちに寄り添ってくれているかっていうところとか、コミュニケーションを取りつつもいまだにいろんなことを教え続けてくださっている感覚とかは、本当になくしたくない、ずっと大事に頑張りたい場所だなって毎回思います。

でも、「そこさく」は本当に緊張せずにいられる場所なので、これからものびのびとみんなで楽しんでやっていきたいなと思います。

■山崎天「いい意味で期待を裏切るような、想像を超えるようなパフォーマンスができれば」

――新曲についても少しだけお聞きします。山崎さんがセンターを務める8枚目シングル「何歳の頃に戻りたいのか?」が2月21日に発売されました。オリコン週間シングルランキングで1位を獲得するなど、昨年からグループの勢いを感じます。

山崎:2023年が櫻坂46にとっていい年だったなと思っていて、すごく櫻坂46のことも知っていただけた機会も多かったですし、海外でも知っていただきたいっていう気持ちがあったので、いろんな所にたくさん行かせていただいて、すごく未来が見えた年だったなと思っています。

なので、今年はそれをちゃんと形に残していきたいなというか、ファンの方の期待値も上がっているのをなんとなく感じているので、その期待に応えられたらなと思いますし、いい意味でその期待を裏切るようなパフォーマンスが、想像を超えるようなパフォーマンスができればいいなとは思っています。

松田:もちろん1位っていうのもうれしいですし、それだけたくさんの方に届いたのかなっていうふうに思うので、私たちはその楽曲を届けて、誰かの支えになったりだとか、背中を押せる曲になったらいいなとか、そういう思いがすごくあるので、届いたのかなって思える1位だと思うので、その結果として現れているのもうれしいですし、もっともっとたくさんの方に届けられるパフォーマンスができるように、これからも頑張っていきたいなって思います。

――「何歳の頃に戻りたいのか?」のミュージックビデオを埼玉・ところざわサクラタウンで撮影していただいたということで、KADOKAWAのメディアとして感想だけお伺いできればと…。

松田:建物がすごかったよね。

山崎:中は見られなかったんですけど、(建物の)存在感すごくて、イントロからあそこの背景で始まるので、すごく格好良い映像に仕上がったなって思いました。それと、あの日は天気もすごく良くて、本当に雲一つない青空っていう感じだったので、映像もすごくきれいだったなと思います。

■武元唯衣「滋賀の人にも見てもらえるってことは…」

――では、最後に「そこさく」見逃し配信開始に向けてメッセージをお願いします。

松田:今まで見たことがなかった方とか、見てみたいって思っていた方にも見ていただける機会が増えると思うので、より一層私たちもみんなで力を合わせて、面白いものとか笑顔になるものを作っていきたいと思います。

たくさんの方を笑顔にしたり、自分たちも個性を出して、パフォーマンスはもちろん格好良かったりかわいかったりだけど、こういう一面もあるんだよっていう一面も見せて、いろんな自分たちをお届けしていけるように頑張りたいなと思うので、楽しみに配信を待っていただけたらうれしいです。

――武元さんからもお願いします。

武元:え~。全部キャプテンが言ってくれたからな…なんだろう。でも、滋賀の人にも見てもらえるってことですからね。

松田:うわ、これ来たよ!(笑)

武元:来たよ。第2弾ありますね、滋賀ロケ。期待していただければ(笑)。

※山崎天の崎は正しくは「立つさき」

櫻坂46の武元唯衣、山崎天、谷口愛季、松田里奈(写真左から)にインタビュー/撮影:山田健史