チームに白星をもたらす活躍で、新たな一歩を踏み出した。
ドジャースの大谷翔平は3月20日、韓国・ソウルで行われたパドレスとの開幕ゲームで、「2番・指名打者」でスタメン出場し2安打1打点を記録、5-2の勝利に貢献する活躍をみせた。
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3回の第2打席では、パドレスの先発、ダルビッシュ有からライト前ヒットを放ち移籍後初安打をマーク。その直後、フレディ・フリーマンの打席では初球から走り、2塁への盗塁を成功させている。
また、終盤の8回表にはレフトへのタイムリーヒットも記録、この回で逆転に成功したチームにダメ押し点となる5点目が加えられた。
期待された本塁打こそ無かったものの、初戦からのマルチ安打や果敢な盗塁により、チームの攻撃に勢いを与えていた。
注目を集めた「日本人スター」の今季初戦のパフォーマンスは試合終了後、米国内でも早速、報じられている。スポーツメディア『CLUTCH POINTS』では、「ショウヘイ・オオタニ、ソウルシリーズでのパドレス戦はどうだった?」と銘打ったトピックの中で、この日の結果をレポートした。
同メディアは、各打席の内容を伝えながら、3回の盗塁のシーンも振り返っており、「ヒット後、オオタニは2塁へ盗塁。これが今季メジャー初盗塁であり、この試合で記録された唯一の盗塁であった。シーズン最初の試合、オオタニは盗塁数でリーグトップに立った」と綴っている。
さらに、1-2からドジャースが一挙4点を挙げた8回のタイムリーヒットについては、「ドジャースが大きなリードを得ることとなった、このイニングの“最後の仕上げ”だった」と評している。
この日の攻撃面での活躍を踏まえ、同メディアは「ドジャースはオオタニをマウンドに立たせたいのは確かだが、バッターボックスに彼がいても文句は言わないだろう。彼は.274、171本塁打、437RBI、86盗塁の打者として、ドジャースにやってきた」と称賛。また、「今、オオタニはドジャースでのキャリアを華々しくスタートさせた。初長打はまだだが、2度のMVPに輝いた彼の活躍で、ロサンゼルスはパドレスからの勝利でシーズンを進み始めた」と記している。
シーズン最初のゲームから打席、そして走塁でも期待通りにスタジアムを沸かせた大谷。開幕シリーズ2戦目でも、グラウンド上において誰よりも大きな声援が送られることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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