開幕戦では本塁打はでなかったものの、特大のファウルでスタジアムをどよめかせた(C)Getty Images

 偉才の豪快な一振りが米メディアにも衝撃を与えている。

 ドジャース大谷翔平3月20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行なわれたパドレスとのシーズン開幕戦に「2番・指名打者」としてスタメン出場し、5打数2安打1打点1盗塁と活躍。今季1号は飛び出さなかったが、この試合では、本塁打かと思われるような特大ファウルも見られた。

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 スタンドが思わずどよめいたのは、3回の第2打席だ。2死走者なしで先発ダルビッシュ有と2度目の対戦を迎えると、ここで大谷は、カウント1-1から3球目のカーブを強振。勢いよく飛び出した打球は、右翼ポール際への大飛球となるが、惜しくもファウルに。米誌『Sporting News』などによると、なんと打球速度は119.2マイル(約191.8キロ)だったという。

 その後、カウント2-2から5球目のシンカーを叩き、ライト前へと落ちる今季初ヒットを記録した大谷。また、直後に今季初盗塁も決めており、米メディア『Just Baseball』の公式Xは、「4球の間にオオタニが屋根を直撃する打球速度119.2マイルのファウル、112.3マイル(約180.7キロ)のヒット、そして二盗をマーク。唯一無二だ」と称賛した。

 さらに、米スポーツ専門局『ESPN』の番組『Sports Center』は、特大ファウルの映像を共有すると、「オオタニが打球速度119マイルのファウルボールで屋根を粉砕した」とX上に記述。米放送局『FOX Sports』のアナリストを務め、稀代の大谷マニアとしても知られるベン・バーランダー氏は、「常軌を逸している」と驚きを隠せない様子だ。

 なおこの試合は、ドジャースが5-2で勝利。4年ぶりの世界一に向けて上々のスタートを切っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平、開幕戦の”特大ファウル”に広がる衝撃!打球速度191.8キロは「常軌を逸している」「唯一無二だ」