この記事をまとめると
■運転免許を取得するために通う教習所を素早く卒業するためのコツを紹介
■技能教習は繁忙期になると予約が取れないので早めの予約か悪天候の日のキャンセル待ちが有効
■予定した教習内容を予定通りに進めることが卒業への近道だ
まずはプラン選びが重要だった
運転免許を取得するときに通う教習所。卒業までにかかる期間は、数カ月の人もいれば、教習期限ギリギリで卒業する人もいます。いち早く教習所を卒業して運転したいという人にとって、予約が取れなかったり教習を受けられなかったりするのは非常にストレスです。今回は、指定自動車教習所で指導員をしていた筆者が教習所を短く卒業できるコツを紹介します。
教習所をスパッと卒業したいならシーズンとプランが重要
教習所をスパッと卒業したいのであれば、シーズンとプランが重要です。教習所には、教習生が多数在籍している期間と比較的空いている期間があります。
具体的には、1〜3月の卒業シーズンや夏休み、年末年始などの長期休暇の時期は混雑しやすい時期です。混雑しやすい教習所の繁忙期は、技能教習の予約が取れなかったり、学科教習の座席が埋まっていたりします。そのため、教習を受けようとしたタイミングで教習を受けられないという事態が発生し、卒業までに時間がかかってしまうことがあります。
また、教習プランも早く卒業できるかどうかに関係する重要なポイントです。教習プランは、教習所によってさまざまですが、すべてのスケジュールを先に決めてしまう最短プランの場合は、1カ月程度で教習所を卒業することができます。一方、自分で予約を取るプランにした場合、自分のスケジュールが空いていても教習所側のスケジュールが空いていないというようなことが起き、予定していた期間より長く教習所に通わなければならなくなってしまうこともあります。
このようなシーズンとプランによって、教習所を卒業するまでの期間が変わってしまうため、いつ入校していつまでに免許を取得したいのかをしっかり決め、予定どおりに卒業できるプランがあるか教習所に確認して入校しましょう。
技能教習の予約は早めに取っておくべし！
教習所における教習には、技能教習と学科教習のふたつがあります。
これらのなかでも、技能教習は事前に予約しておかなければならないケースが多いです。また、技能教習が進まないために、次の段階に進めないというケースも指導員をしていたときに見たことがあります。
とくに、繁忙期は技能教習の予約が取りにくくなるため、技能教習の予約は早めに取っておくとよいでしょう。
悪天候時のキャンセル狙いも有効
技能教習のキャンセルが出やすい日はある？
早めの予約が必要な技能教習ですが、キャンセルが出やすい日があります。それは、雨や雷雨、教習を続けられる程度の雪の日です。教習生のなかには、雨や雷雨、雪の日など、悪天候時の運転が怖いという理由で技能教習をキャンセルする人がいます。しかし、この悪天候時の運転を教習生時代に経験できるのは、大きなチャンスといえるでしょう。
免許を取得した後は、雨や雷雨、雪の日など、悪天候時でも運転しなければならないときがあります。もし、教習生のときに悪天候時の注意点を技能教習で経験していない場合、免許取得後も悪天候時の運転が怖いままです。
一方、教習生のときに悪天候時に運転をして注意点を学んでおけば、免許取得後の悪天候時の運転も怖くありません。
このようなことから、教習生時代に悪天候時の運転を1回以上経験しておくのは大切な経験といえるでしょう。また、先述したように、悪天候の日は技能教習のキャンセルが出やすい日でもあるため、キャンセル待ちをしていると技能教習を前倒しできることもあります。
悪天候のなか、教習所に行くのは億劫かもしれませんが、免許取得後のことを考え、悪天候時の運転を経験しておくとよいでしょう。
教習所をスムースに卒業するためには予定どおりに進めることが大切
教習所をスムースに卒業するためには、シーズンやプランが重要であるだけでなく、悪天候時でもキャンセルせずに教習を受けることが大切です。つまり、予定どおりに教習を進めることが最短で卒業する近道といえます。
ときには、「休みたい」や「面倒だな」と思うこともあるでしょう。しかし、それは教習を先延ばししてるだけに過ぎません。いつか教習を受けなければならないのであれば、予定どおりに教習を受け、スパッと卒業して、教習所通いを終えるほうがよいでしょう。
ただし、体調不良のときや運転できる状態ではないときは、無理に教習を進めるのではなく、体調を整えることを優先してください。
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