一般財団法人ウェルネスサポートLab(所在地:福岡県福岡市、代表理事:笠 淑美、以下「ウェルサポ」)は、公益財団法人ウェスレー財団 2023 年度 ソーシャルジャスティス活動助成金の採択を受け、「 地方都市女子学生の不安不調対策から始めるエンパワーメント啓発事業」を実施しました。本事業では、不安不調という「言葉にしがたい声を言葉にするサポートを行うこと」を継続することで、地方女性の自主性を育み、他者貢献へとつなぐ一歩とすることを目的に福岡市近郊の高等学校に通学している女子高校生を対象に「Me Care(ミーケア)チャットサポート」を実施。さらにInstagramの「Me Care(ミーケア)アカウント」で様々なカラダとココロに関する情報の発信を行いました。事業結果をまとめたリーフレットがこの度完成しました。 https://drive.google.com/file/d/1XBc9-S6RmyQUDEqIdR85ubf4JLQdvzhv/view?usp=drive_link

【事業の内容】

●オンラインチャットサポート(Me Careチャットサポート)の実施

福岡市近郊の高等学校に通学している女子高校生を対象に、臨床経験20年のフレンドナースを中心に4名のアドバイザー(助産師、管理栄養士、健康運動指導士、社会福祉士)によるLINEチャット相談を実施。思春期女子の身心の不調や悩みを、日常的にナースチャットで会話し、身心の正しい情報を得たり、「受診のススメ」などのアドバイスを受ける中で、思いを伝える、他人に相談する、診察を受ける/受けないなどの意思決定を含めた生活習慣改善などの統合的なサポートを実施

・変化の大きい思春期女子の身心の不調や悩みの他、友人や家族のことも相談可能

・確定診断・専門的アドバイスが必要な場合は各種医療・専門機関、地域の社会資源へのコーディネートを学校、大学、保護者等 と連携しながら実施

・協力校(4校)

  福岡市立福岡女子高等学校

  福岡県立博多青松高等学校通信制

  福岡女子商業高等学校

  福岡女学院高等学校

  上記協力校に通学している高校生以外も福岡県内に住む女子高校生が参加

●啓発活動の実施

・Instagramを活用したコミュニティ運営

「地方都市の若年層女性が自分らしく心地よく暮らし、活動する」を目的に、これまで女性たちが声に出してこなかった「変化の大きい思春期女性特有の身心不調や不安」に「安心して共有できる」「安全な情報を得る」ことができるコミュニティ「Me Care Instagram」を開設し、女子大学生を中心としたエヴァンジェリストチームが運営、啓発活動を実施。大学生11名・社会人5名の計16名のエヴァンジェリストにより、Instagram内に374名(2023年12月31日時点)のコミュニティづくりを実現。今後も活動を継続。

Me Care  https://www.instagram.com/me_care_pj/

・リーフレット作成、配布公表

事業結果をリーフレットにまとめ、企業・自治体・教育関連・一般市民などにむけて配布、公表を行う。

リーフレット 

https://drive.google.com/file/d/1XBc9-S6RmyQUDEqIdR85ubf4JLQdvzhv/view?usp=drive_link

【今後の展望】

ウェルサポはフレンドナースによる「チャットサポート」を現在一般市民・企業・団体向けに現在提供しています。今後は自らの健康投資を行うばかりでなく、助けが必要な誰かを支える共助型の仕組みとして、本事業対象者である高校生などの若年女性に「寄付による自律的な恩送りシステム」を構築予定です。身心不調を我慢することなく、多くの若年世代が「自分らしくのびのびと人生を送ること」「自分らしく健やかに社会参画すること」のできる社会づくりを目指し、来年度以降も若年層向けのInstagram(啓発事業)と相談事業を継続いたします。

【代表メッセージ】

笠 淑美(Yoshimi Ryu)

大学時代に受けた父の余命宣告から、約10年間の療養生活を家族と共に過ごしてきました。幸い、ナース・ケアマネージャーとなった二人の妹が最強のサポーターとしてサポートしてくれたおかげで、私自身は自分らしく働き続けることができましたが、「それは全ての人に必要なもの」という思いから「かかりつけナース」の仕組みを考えるに至りました。そして当時利用者であったご婦人の遺贈寄付により、「健やかな未来を次世代へ」との願いを込めて、一般財団法人として本格的に活動をスタートしました。

ウェルサポでは設立当初より、特に「働き世代」が健康的に働き続けることのできる社会づくりを目指してきました。その一環で実施した令和3年度「女性の意識決定支援サービスの構築およびライフデザインにまつわる社会整備に向けた実証事業」では、働く女性500名のほとんどが複数の不安や不調症状を長期間常態化し、自身のことは後回しとなり生活習慣への取組がなされていない現状が明らかになりました。また、自身の心地よさを基準に意思決定することや自身の想いを他者に伝えることに難しさを感じ、結果相互理解を避けるがあまりに行動変容につながらない様子が伺えました。その傾向は福岡市近郊の女子高校生徒に「女性特有の健康課題」に関する講習を行った際にも顕著に見られました。

この事業を通して、福岡・全国の若年層の女性が「女性由来のものだけでなく全ての身心不調」について、自分一人で抱え込むことなく、まずは自分で「心地悪い」と自覚をし、「近くの人や専門家に声を出して助けを求めることができる」こと、そして伸びやかに自分の人生を楽しんでもらえるような社会づくりを大人として責任を持ちたいと思っています。このことに賛同してくださる仲間を募りながら、これからも歩みを進めていきたいと思います。

【団体概要】

団体名:一般財団法人ウェルネスサポートLab

代表理事:笠 淑美

住所:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2-9-20-1103

電話:092-231-9762

設立:2020年1月

事業内容:不安不調期・療養期の意思決定支援事業、不安不調期・療養期のコーディネート看護ケア事業、ウェルビーイングに関する地域貢献人材育成事業、終活コーディネート事業

HP:https://www.wellsuppo.or.jp/

配信元企業:一般財団法人ウェルネスサポートLab

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