株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)が運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』は、住まいや暮らしに関するさまざまなテーマについてアンケート調査を実施し、結果を紹介しています。今回は東京を代表する路線、「JR山手線沿線の中古マンションの価格相場」を調査しました。都心の主要エリアを囲むように全30駅を結び、東京駅新宿駅をはじめ都心から各方面へと向かう路線に接続するターミナル駅が並ぶ山手線。利便性が高い一方で、都心部だけあり住宅価格が高いことが予想される山手線のなかで、専有面積20平米以上~50平米未満の「シングル向け」と、専有面積50平米以上~80平米未満の「カップル・ファミリー向け」について中古マンションの価格相場を調査。それぞれの物件の価格相場が安い駅をランキングにしました。

また、こちらの調査の詳細は『SUUMOジャーナル』 内でお知らせしています。あわせてご覧ください。

https://suumo.jp/journal/2024/03/21/201461/

■リーズナブルな物件を探すなら新大久保駅秋葉原駅間が狙い目

「シングル向け」中古マンション(専有面積20平米以上~50平米未満)の価格相場が最も安かったのは、荒川区にある西日暮里駅で価格相場は3770万円。「カップル・ファミリー向け」(専有面積50平米以上~80平米未満)では価格相場5798万5000円で、2位にランクインしています。

西日暮里駅にはJRの山手線に加えて京浜東北線も停車するほか、日暮里・舎人ライナー東京メトロ千代田線も通っています。東京メトロ千代田線1本で大手町駅霞ケ関駅表参道駅に行けるうえ、代々木上原駅から先は一部列車が小田急小田原線と直通運転されているのも便利なところ。西日暮里駅の駅周辺を見ると細い路地が入り組んでいるが、この街並みがガラリと変わる計画が持ち上がっています。JRや千代田線の駅と日暮里・舎人ライナーの駅に挟まれた区間に、地上47階建て程度の住宅棟と地上11階建て程度の商業棟が建築され、文化交流施設や保育施設も設置される予定だそう。着工は2025年度末ごろ、竣工は2030年度内を目指している予定で、少々先ではあるものの大きな転換期を迎えた街といえるでしょう。今後は物件の価格相場も上がっていくかもしれません。

そんな西日暮里駅から飲食店が並ぶ商店街を抜けつつ南東へ7~8分も歩くと、「シングル向け」2位の日暮里駅へ。両駅間の距離はJR山手線で最も短くわずか500mほど、価格相場も大きくは変わらず日暮里駅西日暮里駅から20万円アップの3790万円という結果でした。ちなみに「カップル・ファミリー向け」では価格相場6680万円で5位となっています。

ランキングを見てみると、トップ10の駅は環状に走るJR山手線の北側半分に位置する新大久保駅秋葉原駅間の14駅に集中しています。14駅のうち唯一、トップ10に漏れた池袋駅も「シングル向け」「カップル・ファミリー向け」でそれぞれ11位にランクインしているので、JR山手線内でも安い物件を探したいなら、新大久保駅秋葉原駅間を狙うとよいかもしれません。

■カップル・ファミリー向け1位は静かな住宅街が広がる「田端駅

「カップル・ファミリー向け」の1位は「シングル向け」1位の西日暮里駅から1駅目、歩いても約15分ほどの距離の、北区にある田端駅で価格相場は5740万円。「シングル向け」が3905万円で4位でした。山手線以外にJR京浜東北線が通る田端駅は、武蔵野台地の東端部に位置し、周囲には起伏にとんだ台地と平坦な低地で構成された高低差のある街並みが広がっています。駅前にはスーパーやコンビニ、ファストフード店がありますが繁華街といった雰囲気ではなく、静かな住宅街といった趣。しかし、3フロアにわたる駅ビルがあり、スーパーやドラッグストア、飲食店などがあるので、日ごろの買い物には困らなそうな環境です。

JR山手線は「SUUMO住みたい街(駅)ランキング2024(首都圏版)」で調査した「住みたい沿線」の1位に輝いています。今回の調査でランキング上位の駅が軒並み価格帯が高めなのは、さすが人気の路線といえるでしょう。例えば「東京23区内の中古マンション価格相場が安い駅ランキング2024」

https://suumo.jp/journal/2024/03/05/200999/)の調査結果と比べてみたところ、今回の「シングル向け」1位の西日暮里駅は前出のランキングだと40位(=中古マンションの価格相場が23区内で40番目に安い駅)で、「カップル・ファミリー向け」1位の田端駅にいたっては、何と142位(前出同ランキング)という結果でした。こうして見ると、住宅価格が日本屈指の高さである東京23区のなかでも、JR山手線沿線は特別なエリアだということが改めてわかります。

そんな人気の路線、JR山手線の全30駅のなかでも特に人気の駅はどこか見てみましょう。「SUUMO住みたい街(駅)ランキング2024(首都圏版)」(https://suumo.jp/journal/2024/02/28/201057/)によると、住みたい街トップ3の横浜駅大宮駅吉祥寺駅に続いて4位に恵比寿駅、5位に新宿駅、6位に目黒駅、7位に池袋駅、8位に品川駅、9位に東京駅、11位に渋谷駅、とJR山手線の駅がランクインという結果でした。ランクインした山手線の駅のうち、今回のランキング、「シングル向け」「カップル・ファミリー向け」ともに価格相場が最も安かったのは池袋駅。どちらのランキングとも11位に入っており、価格相場は「シングル向け」が4399万円、「カップル・ファミリー向け」が7480万円でした。

豊島区にある池袋駅はJR各線と東武東上線西武池袋線東京メトロ丸ノ内線有楽町線副都心線が乗り入れる一大ターミナル駅。駅周辺に大型商業施設が立ち並ぶ都内屈指の繁華街であり、さらに今後は大型の再開発が計画されています。東武百貨店や池袋センタービル、西口公園などがある駅西口地区が対象で、高層複合施設の建築や公園を整備するという壮大なプロジェクトです。早ければ2027年度に既存建物の解体に着手し、全体竣工は2043年度ごろの予定です。約20年後とまだまだ完成は先ですが、ほかにも駅東口側では2026年度竣工を目指して文化体験施設を備えた複合施設の開発事業が進行中などさまざまな再開発が計画されているので、さらなる発展が見込まれる街・池袋に、今のうちによい物件を入手しておくのもよいかもしれません。

調査概要

【調査対象駅】SUUMOに掲載されているJR山手線沿線の駅(掲載物件が20件以上ある駅に限る)

【調査対象物件】

駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数40年未満、敷地権利は所有権のみ

シングル向け:専有面積20平米以上50平米未満

カップル・ファミリー向け:専有面積50平米以上80平米未満

【データ抽出期間】2023/7~2023/12

【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出

※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

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