リバプールのDFジョーゴメスが、久々のイングランド代表招集を喜んだ。イギリスデイリー・メール』が伝えている。

今シーズン、リバプールで存在感を高めているゴメス。本職のセンターバックのみならず、左右のサイドバックでの起用にも応えるユーティリティ性の高さを発揮しており、プレミアリーグで首位争い中のチームにあって公式戦41試合に出場している。

こうした活躍が評価され、ゴメスは今月のインターナショナルマッチウィークイングランド代表のメンバーに選出。ゴメスにとっては、2020年の代表トレーニング中に重傷を負い離脱となって以来の招集となった。

記者会見でゴメスもその負傷当時を振り返りつつ、諦めず努力を続けたことが今回の復帰につながったと喜びを露わにしている。

「4年はかなり長い期間であり、その間もかなり頻繁にこのチームへ戻りたいと思って過ごしてきた。だから、非現実的な気持ちだよ」

「僕は救急車で突然ここを去ったんだ。だから、精神的なダメージがなかったと言えば嘘になる。僕にとって大きな出来事だった。心の準備はしていたけど、当然根底にはちょっとしたトラウマがあったと思う。でも今なら、その感情に一線を引けるよ」

「ケガは誰にでも起こることであり、それも試合の一部だ。ただ、僕の場合はそれがあまりに突然で、そこから復帰のチャンスがまったく得られないのは辛かった。だからこそ、チームに加わり、みんなと一緒にこの物語を締めくくることには意味がある」

「(負傷の際は)パスを出そうとして、足を踏ん張ったら何かが破裂したようになり、かなり悲惨な状態だった。膝頭が上がり過ぎていたけど、痛みもあったから記憶は少し曖昧なんだ」

「おそらく僕のキャリアの中で、もっとも困難な時だった。最後にガレス(・サウスゲイト)に会ったとき、僕はベッドの上で救急車を待っていたんだ。大変な出来事だったけど、逃げようとは思わなかった」

「僕はそれを乗り越えられた。そして僕のモチベーションの多くは、復帰することにあったんだ。それが僕を形作ってくれたのだから、これからはそれを失いたくない」