株式会社大丸松坂屋百貨店が始動させた「Ladder Project」。そのプロジェクトにより2023年秋、京都で開催されたArt Collaboration Kyotoで『ひかりのうつわ』を発表したスクリプカリウ落合安奈。
今回、その発表作品に関連して作成された特製フォトボックスの刊行を記念して東京 世田谷のギャラリーで展示販売会を開催いたします。3つのボックスに10,500カットの写真から冬・春・夏の3つの季節毎に各21枚ずつの写真（うち1枚はプラチナプリント仕上げ）が納められた特製フォトボックスを展示、販売します。素敵なゲストをお迎えしてのイベントも実施します。是非、ご期待ください。
《ひかりのうつわ》特製フォトボックス
Iarna [Winter] /Primăvara [Spring] /Vara [Summer]
2023年
[Material] 特製ボックス：クロス装、作家直筆サイン、シリアルナンバー入り
[Size]Boxsize W216mm×D266mm×H35mm / Paper size 165mm×216mm / Image 101mm×152mm
[Edition] 各15（プリント21枚、内プラチナプリント1枚で1セット）
デザイン | 宇平剛史 プリント | 写真弘社 製函 | 篠原紙工
［Ladder Project］
大丸松坂屋百貨店は、次世代アーティストと世界を繋ぐ架け橋となるべく、「Ladder Project（ラダー・プロジェクト）」を立ち上げました。
近年、ミュージアムや芸術祭では壮大な作品が求められるようになってきている一方で、マーケットでの売買に結び付きにくい面があり、特に若手アーティストが評価を高めていくことと、金銭面を両立させることが困難になってきています。そのような状況を踏まえ、アーティストが自身の芸術性を探求していく一助になりたいと考え、本プロジェクを立ち上げました。
大丸松坂屋百貨店は、今後も世界で活躍することが期待されるアーティストを支援してまいります。
【スクリプカリウ落合安奈 】
「土地と人の結びつき」をテーマに歴史や土着の祭り、民間信仰といった文化人類学的なリサーチを重ね、絵画、写真、映像インスタレーションなどの作品を制作している美術家、スクリプカリウ落合安奈。
インスタレーションと写真作品で綴られる「ひかりのうつわ」は、彼女のもう一つのルーツであるルーマニアに1年間滞在して作りあげたものです。彼女にとって、その地に四季を通じて滞在することはとても重要な意味を持っていました。パンデミックのため、当初の計画より遅れて出発した彼女は、ルーマニア国内の各地を旅して地域ごとに異なる土地の表情をとらえています。その土地に根ざして暮らす人々、キリスト教が移入する前の土着の行事や風習、自らの祖父が生まれ育った家……。彼女はあえてアナログのフィルムを使用。フィルムの持つ風合い、身体性や物質性に惹かれる、と彼女は語ります。
＜プロフィール＞
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トークイベント情報
■場所 OFS GALLERY (OFS.TOKYO内) 〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-7-3 www.ofs.tokyo
■定員 30名（先着順）
■登壇者 出展作家 スクリプカリウ落合安奈
ゲスト 前田エマ
モデレーター 野村由芽（編集者／me and you）
イベントテーマ「季節のひとめぐりをかの土地で生きる」
同じ1992年生まれであり、およそ季節のひとめぐりを異なる土地で暮らした経験をもつ前田エマをゲストに、トークイベントを開催します。「土地に根差した文化」や「ルーツ」に関心を寄せて活動する二人に、ルーマニアと韓国の滞在を通して見たものや、日本との文化との違いなどを語っていただきます。
＜前田エマプロフィール＞
アーティスト／モデル／文筆家
1992年神奈川県生まれ。東京造形大学を卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーの留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。アート、映画、本にまつわるエッセイを雑誌やWEBで寄稿している。
2022年、初の小説集『動物になる日』（ミシマ社）を上梓。
※本イベントの運営はOFS GALLERYです。
※展覧会会場内でのイベントとなります。
※トークイベント中は展示をご覧いただけません。 ご注意ください。
※当イベントはアートメディア「ARToVILLA」公式Instagramでのライブ配信を予定しております。
https://www.instagram.com/artovilla_jp/
★イベント詳細に関してはARToVILLAサイトをご覧ください。
https://artovilla.jp/events/hikarinoutuwa-talkevent.html
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