一般社団法人インターネットメディア協会(通称:JIMA)(代表理事・瀬尾傑)は、信頼性のある情報をわかりやすく正しく世の中に伝え、社会をよりよい方向に導いた作品や活動に光をあてるとともに、情報伝達における質の高さを追求しイノベーションに挑むメディア事業社や関係者をたたえる『Internet Media Awards 2024』(実行委員長・谷本有香)を開催。グランプリと部門賞など全8作品を発表しました。


一般社団法人インターネットメディア協会(通称:JIMA)(代表理事・瀬尾傑)は、信頼性のある情報をわかりやすく正しく世の中に伝え、社会をよりよい方向に導いた作品や活動に光をあてるとともに、情報伝達における質の高さを追求しイノベーションに挑むメディア事業社や関係者をたたえる『Internet Media Awards 2024』(実行委員長・谷本有香)を開催しました。

第4回となるInternet Media Awards 2024では、2023年中(2023年1月1日12月31日)に公開・注目されたコンテンツや活動を対象とし、幅広く公募を実施した結果、応募作115件を集めました。JIMA会員の投票による第一次選考、専門家や識者からなる選考委員の討議による最終選考を経て、受賞作品が決定しましたのでお知らせします。

受賞は、「テキスト・コンテンツ」「ビジュアル・コンテンツ」「スポンサード・コンテンツ」「ソーシャル・グッド」の各部門、および選考委員による議論から追加された「選考委員特別賞」の5部門6作品・活動となりました。

さらに、その中から「グランプリ」作品には、日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループによる「さまようロシアジョージアでみた侵攻の代償(NIKKEI Film)」が選出されました。

また、昨年度に続き実施した、次世代を牽引する30歳未満の選考委員3名が自身の感性や独自の視点でオンラインコンテンツ作品を選ぶ「U30’s VIEW」(アンダーサーティズビュー)では、選考委員それぞれが1作品ずつ選出しました。

受賞作品の一覧と選考委員、受賞者コメントは受賞作品一覧ページからご覧いただけます。

https://jima.media/ima2024/list-of-awards/

■グランプリ/ビジュアル・コンテンツ部門 受賞作品

さまようロシアジョージアでみた侵攻の代償(NIKKEI Film

受賞者:日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループ

https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00003510W3A210C2000000/

<受賞者コメント>

日経電子版で公開した「さまようロシア人 ジョージアでみた侵攻の代償」は、通常スチールカメラを手にする記者が動画の撮影や原稿、構成などを考え制作しました。ウクライナ侵攻後、ロシアから隣国ジョージアへ流れた人とマネーの動きに焦点をあて、侵攻開始から1年のタイミングで公開した映像ルポです。
IT技術者などの高度人材がロシアから周辺諸国に脱出している実態をオープンソースの情報からつかみ、彼らの証言から「ロシアの頭脳」の流出を裏付けました。また、国外へ逃れた人の足取りを衛星画像などから分析し、2022年9月にジョージアとの国境付近で3000台もの車が渋滞していたことを突き止めました。この作品では映像とグラフィックスを効果的に使い、未来を描けずさまよう彼らの姿に迫りました。
今回はグランプリとして評価していただき、取材チームも大変うれしく思っています。今後もデジタルジャーナリズムの質を高め、信頼できる情報を発信していきたいと考えております。
日本経済新聞社 データビジュアルセンター写真映像グループ)


<選考委員コメント>

ロシアからの高度人材の流出を、隣国ジョージアの視点から深く掘り下げたこのドキュメンタリーは、理解しやすく、洗練されたデザインで提示されています。個々の人物に寄り添ったインタビューを核とし、衛星データや統計データを駆使した幅広い視野で、各々の複雑な背景を巧みに編み上げました。新聞社が展開するこの映像作品は、その卓越した情報収集能力と編集技術を駆使して、一つのテーマを深堀りする際の新たな可能性を示しています。複雑な社会的問題を適切なバランスで、単純化せずに多様な視点からの理解を促進する、優れたフォーマットであると評価します。このような取り組みを是非とも継続していただきたいと思います。
(関 治之/一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)

Internet Media Awards 2024 代表者のコメント

・谷本有香/Internet Media Awards 2024 実行委員長 

4回目を数える本年のInternet Media Awards 2024も、多くの関係者様のご協力により、今の時代を代表する素晴らしい作品を選ぶことができました。 誠に有難うございました。 温かくも厳しい目線で作品を選んでくださったJIMA会員の皆様、長時間にわたり真摯な議論を尽くしてくださった選考委員の皆様、心から感謝申し上げます。 そして何よりも、2023年に魅力的なコンテンツを世に出してくださった方々、候補作をご推薦してくださった皆様にも厚く御礼を申し上げます。 今後もこのアワードを通じ、信頼に足り、人々に元気や勇気を与える作品に光を当てて参りたいと思っております。 引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

・瀬尾 傑/一般社団法人インターネットメディア協会 代表理事

これまでたくさんの素晴らしい作品、活動に受賞をいただいたInternet Media Awardsも4回目となりました。新しく平野啓一郎さん、渡辺カンコロンゴ清花さんに選考委員に加わっていただき、今年もインターネットメディアが社会に貢献していることを示す力強い作品に受賞をいただきました。前回から始まったU30’s VIEWも、新しい視点から魅力的な受賞作が選考されています。

ディスインフォメーションやプロパガンダ、有害広告などネットメディアの抱える課題はまだまだ深刻ですが、Internet Media Awardsを通じてより信頼される、社会に有意義なコンテンツやメディアの活動が広まり、盛んになることを願っています。

【選考委員】(五十音順)

関 治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)

平野 啓一郎(小説家

干場 弓子((株)BOW&PARTNERS 代表/(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン共同創業者・前社長)

渡部 カンコロンゴ 清花(NPO法人WELgee 代表)

【U30's VIEW選考委員】(五十音順)

伊藤 和真(株式会社PoliPoli 代表取締役/CEO)

下山 明彦(株式会社Senjin Holdings代表)

■受賞作品

・テキスト・コンテンツ部門
虚飾のユニコーン --線虫がん検査の闇
受賞者 NewsPicks

https://newspicks.com/book/3814

・スポンサード・コンテンツ部門
DOCS for SDGs - ドキュメンタリーで知るSDGs -

受賞者 Yahoo!ニュース ドキュメンタリー

https://documentary.yahoo.co.jp/sdgs/


ソーシャル・グッド部門
カメラを頭に乗せて川を渡るーー軍の圧政下のミャンマー、ジャーナリストが命をかけて伝えたいこと

受賞者 久保田徹(Yahoo!ニュース ドキュメンタリー)

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1ab65a9a5e5202e478288374c7039122f8d57d23

・選考委員特別賞
冷凍餃子フライパンチャレンジ
受賞者 味の素冷凍食品

https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/frypan

・選考委員特別賞

小山田圭吾×荻上チキ 東京オリパラ騒動から2年…小山田圭吾は何を思い、考えたのか~いじめ、メディア、キャンセル
受賞者 wezzy(株式会社サイゾー)

https://wezz-y.com/archives/95845

・U30's VIEW(伊藤 和真)

朝日新聞 with Planet

受賞者 朝日新聞

https://www.asahi.com/withplanet/

・U30's VIEW(下山 明彦)

高島りょうすけ TikTok

受賞者 高島りょうすけ

https://www.tiktok.com/@takashimaryosuke

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一般社団法人インターネットメディア協会(JIMA)について

2019年4月設立(任意団体)。新聞、雑誌、放送からインターネット専業まで、インターネットでメディア活動を行うメディア企業、報道機関などを対象として、業態を超えて課題の共有、議論を行う一方、情報発信者および情報受信者を含んだ「リテラシー」向上のための社会的な活動を推進する団体。2021年6月22日に法人登記をし「一般社団法人インターネットメディア協会」を設立。2024年3月現在の会員企業(もしくは会員メディア)と賛助会員数は、64にのぼる。

https://jima.media/

配信元企業:一般社団法人インターネットメディア協会

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