JX石油開発株式会社、日本郵船株式会社およびその関連会社のKnutsen NYK Carbon Carriers AS (クヌッツェン・エヌワイケイ・カーボン・キャリアーズ、以下、「KNCC社」)は3月15日に、KNCC社の独自技術「カーゴタンクシリンダー」(Cargo Tank Cylinders、以下、「CTC」)を活用した二酸化炭素CO2)の液化・貯蔵プロセスの最適化に関する共同検討(以下、「本検討」)の覚書を締結しましたので、お知らせいたします。

本検討は、低温低圧(LP)方式や中温中圧(MP)方式と比較して、高い温度・圧力で液化CO2を貯蔵・輸送する常温昇圧(EP)方式の特徴を活用します。CTCを用いてCO2輸送システムを最適化することを目指すもので、EP方式の活用により、CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and StorageCO2の回収・利用・貯留)バリューチェーン(注)を構築する上で想定される、設備投資・エネルギー消費・環境負荷などの課題の解決策の一つになることが期待されます。3社は、KNCC社がノルウェーに保有するCTCの実証試験設備「テストリグ」を活用し、2024年後半までに最適化の検証を行います。その結果を踏まえて、次の段階として、社会実装の可能性を具体的に検討してまいります。

KNCCの実証試験設備

各社の役割分担

各社概要

<JX石油開発株式会社>
本社: 東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 中原 俊也
ウェブサイト:https://www.nex.jx-group.co.jp/

日本郵船株式会社>
本社: 東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 曽我 貴也
ウェブサイト:https://www.nyk.com/

<Knutsen NYK Carbon Carriers AS>
本社:ノルウェー・ハウゲスン
代表者: Anders Lepsoe, CEO
ウェブサイト : https://www.kn-cc.com

(注)CCUSバリューチェーンの概念図

配信元企業:日本郵船株式会社

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