株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸、以下、Liquitous)は、サザエさん商店街通り連合会(所在地:福岡県福岡市、会長 鳥巣 勲、以下、サザエさん商店街通り連合会)、九州電力株式会社(本店:福岡県福岡市、代表取締役社⾧執行役員:池辺 和弘、以下、九州電力)と連携して、福岡市内の百道・地行から西新、藤崎にかけての西部地区において、「関係人口の定着に向けた概念設計」として、弊社が開発する市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を用いて、まちの主役である住民の皆さんや関係人口の皆さん、地域企業の皆さんが西新商店街エリアに関連する様々なテーマについて、対話を積み重ねる「市民参画型リビングラボ」を構築・実証します。
なお、本取り組みは、福岡地域戦略協議会(所在地:福岡県福岡市、会長:麻生 泰、以下、FDC)と協働して推進してまいります。

  • 概要

Liquitousは、2024年2月に組成された、福岡市・西部地区の5つの商店街(オレンジ通り商店街、西新中央商店街、西新中西商店街、高取商店街、藤崎通り商店街)で構成されるサザエさん商店街通り連合会、そして九州電力との連携のもと、安全安心に暮らせ、「住んで良かった」 「住みたい」 と思ってもらえる魅力ある地域を目指して、企業や大学等とも連携し、福岡市内の百道・地行から西新、藤崎にかけて広がる西部地区の5つの商店街のエリアでの取り組みを開始します。

今回、「関係人口の定着に向けた概念設計」として、弊社が開発する市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を用いて、住民の皆さんや関係人口の皆さん、地域企業の皆さんが当該エリアに関連する様々なテーマについて、対話を積み重ねる手法である「市民参画型リビングラボ」を構築・実証します。

本取り組みは、「サザエさん商店街通り連合会」・「Liquitous」・「九州電力」が実施主体となり、FDC産業創造部会と協働して推進して参ります。

  • 取り組みについて

地域が持続的な発展を目指していく上では、域内の住民の皆さんの「課題やニーズをより的確に捉え」、必要な施策を実施するとともに、域外との人やモノの交流を積み増していくために、その地域の価値や魅力を断続的に捉え直し、「かたちにする」ことが欠かせません。

これら地域の持続的な発展に必要なことがらを実現する際には、住民の皆さんや関係人口の皆さん、そして地域企業や域外企業、行政が、対話を行い、お互いの考えや価値観を交換しながら、具体的な取り組みを小さく始めていくことが有効な手法になると考えています。弊社は、この手法を「市民参画型リビングラボ」と表現しています。

福岡市・西部地区の5つの商店街(西新オレンジ通り商店街、西新中央商店街、西新中西商店街、高取商店街、藤崎商店街)のエリアは、国民的漫画「サザエさん」発案の地として、2017年からは長谷川町子美術館の公認のもと「サザエさん商店街通り」の愛称を冠しています。

また、近年は、西部地区の5つの商店街はさらに連携を進めています。2024年2月には、商店街の経済的活性化のみならず、民間企業・自治協議会などと連携を取りながら、子どもから高齢の方まで、安全安心に暮らせ、「住んで良かった」 「住みたい」 魅力ある地域を実現することを目的に、5つの商店街の連合体である「サザエさん商店街通り連合会」を発足。これを礎として企業や大学なども参画する「福岡サザエさん発展協議会」が組成されました。

そして、今回、西部地区において、闊達なアイデアで、域内の住民の皆さんの「課題やニーズをより的確に捉え」たり、集合知で、地域の価値や魅力を「かたちにする」ために、より多くの方々に参画いただきやすい手法として、弊社が開発するオンラインの市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」と、対面ワークショップを組み合わせ、対話を積み重ねる「市民参画型リビングラボ」の構築・実証を行います。

  • 本取り組みの枠組み

・名称:「関係人口の定着化に向けた概念設計」に向けた、西新エリアにおけるオンラインプラットフォーム「Liqlid」を活用する、「市民参画型リビングラボ」実証プロジェクト

・実施主体:サザエさん商店街通り連合会・株式会社Liquitous・九州電力株式会社

・サポート:福岡地域戦略協議会

・期間:2024年3月開始

  • 市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」(リクリッド)について

オンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」は、Liquitousが独自に開発した、『じっくり話して、しっかり決める』がコンセプトの、対話・熟議に基づく参加型合意形成プラットフォームです。
Liqlidは、ブラウザ上で動作し、ダウンロード・インストール等不要で、市民と行政をつなぎ、市民発のアイデア出しからプロジェクトの共創、意向調査までを一気通貫で行うことができます。

弊社は、2024年1月に、Liqlidの新バージョンをリリースいたしました。

新バージョンでは、UI(使い勝手)を全面的に刷新し、より多様な背景をお持ちの皆様が使いやすいよう進化しました。そして、様々なプロジェクトに合わせて柔軟にプロセスを入れ替えられるようになったほか、プロジェクトの進捗状況共有・ブログ投稿にも対応いたしました。加えて、AI(大規模言語モデル)を活用した各種機能や、オープンデータ等を活用した市民参加型EBPMを実現する機能なども実装しております。

今後も弊社は、各自治体・地域での市民や自治体職員の皆さん、そして独自に実施するヒアリングに基づき、Liqlidの機能・UIの定期的な改善に取り組んでいきます。

  • サザエさん商店街通り連合会」事務局 / 西新商店街連合会 事務局長 甲斐 直人氏からのメッセージ

サザエさん商店街通り連合会は、地域住民・事業者・行政と連携し、地域に根ざした商店街づくりを目指しています。商店街組織を活用して地域の活性化を図り、関係者の皆様と協力して地域の課題解決に向けたアクションプランを策定していきたいと考えております。「Liqlid」の活用を通じて、地域住民が普段の生活で感じる様々な課題やアイデアを持ち寄り、地域全体で地域の魅力向上を目指したいと思います。

  • 九州電力株式会社 情報通信本部 ICT事業推進グループ プロジェクトリーダー 橋本 雅和氏からのメッセージ

弊社は「九電グループ経営ビジョン2030」のもと、さまざまな地域・社会の課題解決に貢献していくことで「持続可能なコミュニティの共創」に取り組んでいます。特に当本部では、有するICT技術や知見の専門性を活かし、社内各部署と連携した新規事業展開を行うこともミッションの1つとしています。本件では情報プラットフォームを活用し、地域の皆さん、関係人口を中心とした、地域本来の魅力や可能性を尊重したコミュニティの共創を図ります。産官学民が集うことによって、一過性によらない産業創造ならびに社会課題解決を実現する自律的なモデルの形成を図りたいと考えております。

  • 株式会社Liquitous 代表取締役CEO 栗本拓幸のメッセージ

「まちづくり」という言葉からは、行政が主導して行うプロジェクトが想起されますが、まちづくりの担い手は行政だけではありません。現に、西新では、5つの商店街が中心となって、魅力ある地域の実現に向けて活動が盛んに行われています。他方で、商店街など民間の組織が中心となってまちづくりを行う際でも、その地域の皆さんや、その地域と関わりを持つ関係人口の皆さんの参画が必須です。

今回、弊社のオンラインプラットフォーム「Liqlid」も活用して、西新に根差した「市民参画型リビングラボ」という、住民・関係人口の皆さんが、民間が主導するまちづくりへの参画の手法を構築・実証することで、西新地域が、住民の皆さんからも、域外の皆さんからも安全安心に暮らせ、「住んで良かった」 「住みたい」 魅力ある地域として、さらに認識していただける施策を生み出せるような基盤づくりに’努めてまいります。

  • 株式会社Liquitousについて

Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」を目指し、テクノロジーで政策形成プロセスの包摂性・透明性・対応性をより向上させるため、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援や効果分析を通した社会実装を一気通貫で行う「市民と行政の間のコミュニケーション・エージェント」です。


神奈川県鎌倉市千葉県木更津市奈良県生駒市長崎県壱岐市をはじめとする全国の自治体では、計画・構想策定や行政ニーズ把握の仕組みや、スマートシティの基盤として「Liqlid」を活用した市民参画プロセス創出を進めているほか、柏の葉スマートシティをはじめとしたまちづくりでは、「Liqlid」を活用した市民参画型リビングラボの構築・運用を始めています。

〇 社名:株式会社Liquitous(代表取締役CEO:栗本 拓幸)
〇 ホームページ: https://liquitous.com
〇 Twitter: https://twitter.com/liquitous
〇 Facebookページ:https://www.facebook.com/Liquitous/

配信元企業:株式会社Liquitous

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