三寒四温、季節が移り変わっています。寒い日が続いたかと思えば、急に春の気配が感じられる日もあるなど。またここからは温度が上昇し、日によっては汗ばむ季節に向かっていきます。

今回は、モテる男性の条件や、気になるニオイの問題、おすすめのニオイ対策まで、春に向かう今の時期だからこそ役立つ情報をお届けします。

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1.モテる男性の絶対条件は「清潔感」

50歳を過ぎてもモテて、若い人から慕われる男性は、「清潔感」という共通点があります。清潔感はいわば絶対条件です。「不潔だけどモテる」という人は基本的には存在しないでしょう。

清潔感とは、何を指すのでしょうか? それは身だしなみです。

たとえば、顔がいつもテカっていたり、無精髭や鼻毛が伸びていたり、寝癖がついていたり、爪が汚いなど……。最低限の気配りすらできていない人は、他人から魅力的とは思われにくいでしょう。

しかし、清潔感とは単に外見だけではありません。「ニオイ」もそのひとつです。続いては、気になる40~50代のニオイについて見ていきましょう。

2.40~50代のニオイは「自覚できない」

加齢臭は、頭、耳の後ろ、うなじ、わきの下、胸、背中など、主に上半身から発生。また、汗をかいたあとはニオイが周囲に漂いやすくなります。

加齢臭は、皮膚の脂が変化し、「2-ノネナール」という成分が作られることで発生します(※1)。2-ノネナールは、古い畳や古本のようなニオイがして、多くの人が不快に思うニオイです。男性ホルモンは皮脂の分泌を促す効果があるため、加齢臭が発生しやすくなります。

困ったことに自分の体臭は自覚しにくいうえ、ニオイの問題はデリケートで家族ですら指摘しづらいため、加齢臭が強くなってもなかなか気づかない場合があります。

続いては、具体的なニオイ対策を3つご紹介しましょう。

3.気を付けている男性がやってるニオイ対策3つ

加齢臭なんて自然に出てくるものだから仕方ない」とあきらめる前に、ニオイ対策を行ってみましょう。

からだをしっかり洗う、制汗剤を使うなどのニオイ対策は当然として、それ以外の3つの方法をご紹介します。

3-1.汗腺を鍛える
汗にも質があることをご存知でしょうか? 汗腺を鍛えてよい汗をかくことで、体臭が軽減することも。

普段から汗をかかない生活を続けていると、汗腺は衰えます。大事なのは汗をきちんとかくこと。2~3週間以上有酸素運動を持続すると、衰えた汗腺の機能は回復します。ミネラルの再吸収力も高まり、ニオイのもとになる雑菌の抑制を期待できます。ウォーキングやランニング、水泳などできるだけ長時間継続して無理なく取り組める運動を選びましょう。

3-2.食べ物を変える
食べ物と体臭は密接な関係があります。たとえば、動物性脂肪食品は腸内の悪玉菌を増やし、アルコールは体臭の原因になる有害物質のアセトアルデヒドを発生させます。

加齢臭には、抗酸化作用のある食材を摂ることがおすすめです。ビタミンCが含まれるパセリブロッコリー、芽キャベツ、ビタミンEが含まれるアスパラガスカボチャなどを積極的に摂取してみましょう。

3‐3.漢方薬を飲む
「いきなり生活習慣を変えるのは大変そう……」という場合は、漢方薬がおすすめです。漢方薬なら定期的に服用するだけなので、無理なく継続できます。

加齢臭には「ホルモンバランスを整える」「自律神経を整え、ストレスを軽減する」「水分バランスの乱れを整えて過剰な汗を抑える」「ニオイの原因となる余分な老廃物を排出する」といったはたらきを持つ漢方薬を選びましょう。

加齢臭対策に適した漢方薬をご紹介します。

加齢臭対策におすすめの漢方薬

・知柏地黄丸(ちばくじおうがん):腎臓のはたらきを高め、水分の代謝をよくして、からだの余分な熱を冷ます漢方薬です。

・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):ストレスや疲労がたまり、体力が中等度以下の人に適した漢方薬です。神経の高ぶりを抑え、精神を落ち着かせます。

漢方薬はからだとの相性も大事です。オンラインで利用できる「あんしん漢方」などの便利なサービスを使い、専門家に提案してもらうのもおすすめですよ。

●あんしん漢方

4.加齢臭対策をバッチリこなして愛されモテ男に!

加齢臭は運動や食事などの生活習慣が大きく関わっていて、普段の生活を見直すことでニオイの軽減を期待できます。

からだのニオイは人のイメージを大きく左右します。周囲からモテる愛され男になるために、しっかり加齢臭対策を行いましょう!

参考文献
(※1)「加齢臭の実体と対策は?Web医事新報」日本医事新報社
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=13384

[文:あんしん漢方]

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

汗ばむこれからの季節、男性陣が気を配りたいところとは?