成田昭次が、阿部サダヲ主演ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終回にゲスト出演することがわかり、成田からコメントが届いた。さらに、小野武彦&宍戸開の出演も解禁された。

【写真】MISIAとコラボする成田昭次率いる“NARITA THOMAS SIMPSON”

■昭和のダメおやじが令和にタイムスリップ「不適切にもほどがある」

本作は、宮藤官九郎が脚本を務めるオリジナル作品。昭和のおじさんが1986年から2024年へ突如タイムスリップ。令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返し、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく。意識低い系のタイムスリップコメディーであるが、時代が変わっても変わっていいこと、変えずに守るべきことを見つめ直すヒューマンコメディーでもある。

阿部が主人公で中学校の体育教師&野球部顧問、そして2024年にタイムスリップしてしまう小川市郎を演じ、仲里依紗古田新太の他、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、山本耕史、吉田羊らが出演している。

■成田昭次、小野武彦&宍戸開と共に最終回のキーパーソン“謎の男”を演じる

この度、3月29日(金)放送の第10話(最終回)に、成田、小野、宍戸の3人がゲスト出演することがわかった。成田はタイムマシンに関わる“謎の男を演じるという。

1988年にデビューし1993年に活動休止するも、2022年に1年の期間限定で活動再開した4人組ロックバンド「男闘呼組」の元メンバーである成田は、現在「Rockon Social Club」「NARITA THOMAS SIMPSON」のリードボーカルとして活動。前回のドラマ出演は、1993年放送の「お茶の間」(YTV)で、今回は31年ぶりのドラマ出演となる。

さらに、小野と宍戸も最終回のキーパーソンとなる“謎の男”を演じる。宮藤脚本作品への出演は、本作と同じく阿部が主演を務めた映画「謝罪の王様」(2013年)以来で約11年ぶりとなる小野。撮影現場に入った小野は阿部とかたい握手をかわし、「いつも楽しく拝見しています!」と称賛した。

宍戸は、宮藤脚本作品への出演は意外にも本作が初。また、TBSドラマへの出演は金曜ドラマ「チア☆ダン」(2018年)以来、約6年ぶりとなる。演じる役と本人の性格も相まって、撮影現場ではムードメーカーだったという宍戸。終始現場を和ませ、撮影後には「無口な僕のために阿部さんたちが優しく迎えてくれた現場でした!」と冗談交じりの感想を語った。

■成田昭次コメント「ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)」

このたび大変恐縮なんですが、こんな大ヒットドラマに自分が出演させていただけることになり、一生の宝になりました! 最初にオファーを聞いたときは、(岡本)健一とか(高橋)和也とか(前田)耕陽じゃなくてなんで僕なのかな…と思いましたが、素晴らしいドラマのオファーをいただけてすごく光栄です。

僕が演じる役柄はまだ詳しく言えないんですけど…このドラマには絶対に欠かせないタイムマシンに関わっている役柄です。

今回は31年ぶりのドラマ出演ということで、時代が変わったのを実感してびっくりしました。緑山スタジオでは僕が最後に出演した「お茶の間」というドラマも撮影していたので、懐かしさと新鮮な気持ちが入り乱れた撮影でしたね。

撮影はライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって…こんなの初めてです(笑)。

ドラマの緊張感とライブの緊張感は全然違いますね。オファーをいただいてからずっと緊張していたんですが、一度引き受けたからには徹底的に、妥協しないでやりたいという意識はあったので、素晴らしい共演者の皆さんに囲まれて、なんとか無事に撮影を終えることができました。

ドラマは1話から見させていただいていて、本当に僕の青春ど真ん中の昭和の時代から、今の令和にタイムスリップして…という話なので、毎週ドラマを見るのが楽しみでしょうがなかったです。

僕はリアルタイムであの時代を過ごしているので、ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)。僕も本当に憧れていたので。好きな人を応援するかたちは昭和と令和で変わっていますけど、そこにある愛情とか人情っていうのは、いつの時代も変わらないなっていうのをこのドラマを見て感じます。

最終回は1話から続く人間関係の面白さ、過去と未来での人と人とのつながりも描かれているので、そこを見逃さないでいただけたらと思います!

左から小野武彦、成田昭次、宍戸開/(C)TBS