マンチェスター・ユナイテッドに所属するなでしこジャパンのMF宮澤ひなたが復帰に近づいているようだ。

2023年のオーストラリアニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で得点王に輝き、大きな期待とともに海外初挑戦を果たした宮澤だったが、昨年末の代表活動中、12月3日のブラジル女子代表戦にて左足首を骨折。チーム、なでしこにとっても、当然本人にとっても痛い離脱となった。

負傷から3カ月が経過し、7日にはピッチ上でランニングする姿が公開となり、復帰を待つファンからは期待の声が上がった。さらに22日には、全体練習に参加する姿もクラブ公式X(旧:ツイッター)から発信され、復帰が迫っていることを匂わせた。

FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で4位に付けるユナイテッドは、23日には長谷川唯を擁する2位マンチェスター・シティとのダービーマッチを迎える。

「我々はエティハドという非常に難しい場所で、非常に難しいチームと対戦しなければならないが、試合では勝つように努めなければならない。ダービーの緊張感やすべての要素を活用し、少しの運も必要かもしれないが、最高のパフォーマンスを発揮すれば、勝てると信じている」と意気込むのは、ユナイテッドのマーク・スキナー監督。

前日会見では宮澤の状態にも触れ、「ヒニがピッチに戻ってきたのはとても喜ばしいことだ。(ダービーに)彼女が戻れれば願ってもないが、(少なくとも)今後数週間以内には戻ってこられるだろう」と、エティハド・スタジアムでのシティ戦に出場するかの明言は避けたが、復帰が迫っていることを明かしている。