山本由伸

オリックス・バファローズからポスティングシステムを使って、メジャーリーグロサンゼルス・ドジャースに12年総額3億2,500万ドル(約463億円)という大型契約で入団した日本プロ野球界の至宝、山本由伸

 

■大乱調のメジャーデビュー

21日に韓国・高尺スカイドームで行われたサンディエゴ・パドレスとの公式戦に先発しメジャーデビューをしたが、初回からパドレス打線に捕まり、なかなかストライクが入らないなど、日本で3年連続投手タイトル四冠王、4度の沢村賞を受賞した山本らしからぬ大乱調で、1回を43球、被安打4、与四死球2、失点5という信じられない内容で降板。

ドジャースデーブ・ロバーツ監督は初戦ということもあって、悪いイメージを引きずらせないために1イニングで降板させたと思われる。

 

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■不調の衝撃はファンにも

ネット上では「山本由伸」がトレンド1位になっており、期待が大きかっただけにこのKO劇がファンに与えた衝撃は大きかったようだ。

では、なぜ山本はここまで打たれてしまったのだろうか。大谷翔平の通訳・水原一平氏の解雇の影響を気にする声もあったが、本人はキッパリと否定している。

それ以前に山本の乱調自体は今回が初めてではなく、昨年のクライマックスシリーズ日本シリーズでも大量失点を喫しており、いずれもこの日のようにリズムを崩されてから思うようなピッチングをさせてもらえなかった。

メジャー移籍後もオープン戦では不調が囁かれていたが、その原因が何なのか誰もが気になるところだろう。

 

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■原因はピッチクロックか

考えられるのはメジャー球、キャッチャーとの相性といろいろ考えられるが、リズムを狂わせたのはピッチクロックによる時間制限である。

じつは本人もメジャー挑戦に際し周囲に「ピッチクロックは気になる」と不安を抱いていたという。ファンの間でもオリックス時代の山本は投球に入るまでの駆け引きも含めて相手打線を封じ込めて来ただけに、ピッチクロックについて不安視する声も少なくなかった。

試合後に「セットに入ってからのピッチングが乱れた。修正ポイントは分かっている」と話していたが、デビュー戦では先頭打者に初球を捕えられて、いきなりセットで投げることになったため、リズムを狂わされただけじゃなく、ピッチクロックも含めて頭の中を整理するのが大変だったのかもしれない。

 

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■今後の修正に期待

ただ山本は修正力の高さでここまで成長し続けただけに、ピッチクロックをはじめとする数々の課題を投球を重ねるたびに修正していくことを期待したい。

またしばらくはダルビッシュ有松井裕樹のようにピッチクロックを経験しておくのもルールに慣れるという点で良い経験になるはずだ。

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