この度、NPO法人子宮頸がんを考える市民の会(以下、市民の会)は、日本臨床細胞学会 細胞検査士(以下、細胞検査士会)と協働で、子宮頸がん検診の受診勧奨及びHPVワクチンの理解を促進するニュースレター及びフェムテック試供品を全国で8万部以上1,500名を超えるボランティアと共に街頭などで配布をします。

 子宮頸がんの発症が、20代・30代といった若い世代の女性にも増えています。早期の段階で発見することが重要であることから、20歳からの子宮頸がん検診が厚生労働省より推奨されています。しかしながら、日本の子宮頸がん検診率は、OECD加盟国30カ国中で最低レベルの43.7%にとどまっています(国民生活基礎調査2019より)。検診に関しては、2024年度より、HPV単独検診が推奨されることになり、国の子宮頸がん検診は大きく変わろうとしています。
〇2024年度HPV単独検診導入に関する厚生労働省の議論はこちらから ⇒ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36800.html

 また、HPVワクチンに関しては、副反応問題で8年以上積極的勧奨が中止されていましたが、厚生労働省は、このワクチン接種と副反応の関係を明確に否定し、現在は積極的勧奨が再開されています。しかし、このワクチン接種をとどまっていた8年間の間に子宮頸がん検診予防のためにワクチン接種をしていない20代の女性が多くいます。

 この現状を仕事や勉強、家事や育児に忙しい女性たちに知ってもらいたい、そして自分のからだのことや検診のことを考えるきっかけをつくりたい。この思いを共にした細胞検査士会と共に、弊会は子宮頸がんを予防する日(子宮の日)である4月9日前後の日程を中心に全国80か所以上で、子宮頸がん予防に関する記事を掲載したニュースレターを配布することにより、検診とワクチン接種の重要性を市民に強く呼びかけます。(配布予定場所については、ホームページに掲載)

 街頭での啓発活動は、毎回、市民のみなさまから好評で、自治体・企業等多方面からの支援を得ることができていたため、2009年から2019年まで、毎年欠かすことなく継続的に行っておりました。しかしながら、コロナの影響で、2020年~2023年の4年間は、小規模での開催となりました。コロナパンデミックの状況が落ち着いた今だからこそ、4年ぶりに全国規模の街頭での啓発活動ができる運びとなりました。子宮頸がんは予防できる病気であること・早期発見と治療で命が助かる可能性が上がる事を知って頂きたくために、ターゲットとしている20代・30代の女性達はもちろん、そのパートナーやご両親等、多くの方々にご来場いただきたいと思っております。

LOVE49全国アクション2024
主催:NPO法人子宮頸がんを考える市民の会 共催:公益社団法人 日本臨床細胞学会 細胞検査士会
後援:厚生労働省
場所:全国 (詳細はホームページに掲載) https://love49.org/

実施期間
2024年4月9日子宮頸がんを予防する日※(子宮の日)前後を中心に半年間を予定
※日本記念日協会登録 https://www.kinenbi.gr.jp/

問い合わせ先
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-36-7 南大塚T&Tビル6階
NPO法人子宮頸がんを考える市民の会
03-6672-6926  担当:渡部(ワタナベ

NPO法人子宮頸がんを考える市民の会
若者に増え続ける子宮頸がんの問題を解決するにあたり、この問題を社会に伝えるために2005年に発足。日本で一番歴史のある子宮頸がんの啓発団体。医療現場でその問題に直面している医療従事者の切実な声・・・。「子宮頸がんは検診とワクチンによって予防できる唯一のがんという現実を知って、自分のこととして行動してもらいたい」。毎年4月9日を「子宮頸がんを予防する日(子宮の日)」として制定し、若い女性を中心にこの声を届けるため日々予防・啓発活動をおこなっています。




配信元企業:認定NPO法人子宮頸がんを考える市民の会

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