SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム(埼玉県川口市)では、2024年3月20日からインカメラVFX 体験展示を常設展示している。

インカメラVFXは、ハリウッドでも使われている最新の映像制作手法の一つだ。カメラの動きに合わせて背景のモニターに映る映像が連動することで、従来のようにブルー/グリーンバックを使わずスタジオにいながら屋外ロケのようなシチュエーションなど、さまざまなシーンを作り、時間と天候の制限がなく撮影できる。国内でもNHKの大河ドラマをはじめドラマや映画、CM、ミュージックビデオなどの映像作品で使われはじめているという。

インカメラVFX体験展示の概要

インカメラVFXは手前の実景と背景の大型ディスプレイで構成されている。その大型ディスプレイにカメラと連動し変化する3次元CG映像を映し出し、その前で俳優が演技し、撮影するという最新の映像制作手法・インカメラVFXの仕組みを簡単に体験できる。

  • タイトル:インカメラVFX 体験展示
  • 展示開始:2024年3月20日(水)から
  • 会場:SKIPシティ映像ミュージアム
  • 料金:映像ミュージアム入館料のみ(大人520円/小中学生260円/未就学児無料)
  • 問い合わせ:SKIPシティ映像ミュージアム TEL048-265-2500
  • URL:https://www.skipcity.jp/

インカメラVFXの特徴

インカメラVFXを使うと、大型セットの建設が不要でスタジオにいながらにして屋外ロケのような撮影ができたり、一瞬にしていろいろなシーンを切り替えて撮影できるなど、時間や天候、季節、ロケ地、エキストラ、移動などの制約を受けないというメリットがある。

また、背景はCGなので、ディレクター・監督がイメージする現実にはない世界を作り出し、撮影したその場でイメージどおりの映像かを確認できるのも特徴。同時に、俳優もグリーンバック撮影などと異なり、どのようなシーンを撮影しているか視覚的に把握できるので、演技がしやすくなるという。

SKIPシティ映像ミュージアム、最新映像制作手法「インカメラVFX」体験を常設展示