松本まりかが「地球の歩き方」編集部とコラボした「ドラマ 地球の歩き方」(毎週土曜深夜0:00-0:30ほか、BSテレ東Leminoで独占先行配信/TVerにて見逃し配信)にて、サイパンを訪問。苦い思い出がある地に降り立った松本が、精霊や先住民族・チャモロ人に出会い、どんどん心が洗われていく姿が「素敵」「感動」と話題となっている。(以下、ネタバレを含みます)

【動画】松本まりか、サイパンの精霊や愛情深いチャモロ人と出会い心が洗われていく

■4人の旅好き芸能人が新たな国の魅力を発見「ドラマ 地球の歩き方

本作は、2024年に創刊45周年を迎え、“海外旅行のバイブル”的存在として長年愛されている書籍シリーズ「地球の歩き方」と旅好き芸能人がコラボレーションしたオリジナルドラマ。

三吉彩花森山未來、松本、森山直太朗の4人が、編集部から世界の国々について特集を組んでほしいと依頼を受け、三吉が韓国、森山がタイ、松本がサイパン森山直太朗ニュージーランドへ旅立つ。

一度は行ってみたかった場所、以前通った場所など興味・関心の赴くままに、現地スポットを自らの足で巡り、新たなグルメや景色、名所、人々に出会い、その国の新たな魅力を発見しながら、オリジナル特集ページを完成させていく。

映像配信サービス“Lemino”では、全エピソードをテレビ放送7日前に先行配信。最新話は毎週日曜日に配信予定で、特別インタビューや未公開映像が収録されたスペシャルエピソードも配信している。

松本まりか、苦い思い出がある“サイパン”で精霊に取りつかれる

松本の第1話(全編の第7話)はスタッフとの打ち合わせから始まった。どこに行きたいか尋ねられた松本はキューバをあげるが、役人に賄賂を渡さないと取材許可がおりないという現状があり断念。

そこで松本が初めて行った海外の話になり、グラビア撮影でサイパンに行ったときの苦い思い出を話しだす。松本の行き先はサイパンに決定し、「七色の海と精霊特集 サイパン島~マニャガハ島~テニアン島」が始まった。

若きころの苦い思い出があるからか、サイパンに着いても、終始気持ちが上がらない松本。「地球の歩き方」のライター・原万宇伊氏の案内で、サイパンで一番の繁華街・ガラパンの街を歩く。浜辺沿いのレストランで、何年かぶりのステーキを食べる松本が、少し笑顔を見せたところで、精霊の話に。サイパンの人々は精霊を信じているという。

“原点に戻る”という意味で、松本が初めてサイパンに来たときの撮影場所・ラダービーチへ。撮影場所をめぐり戻ろうとした松本の腕に、ちょっとしたあざができていた。「こわっ」とリアルなトーンでいう松本の無表情さもちょっぴり怖い。

■花をつんだ後にできた松本まりかの腕のあざは、精霊のしわざ

ライター・原氏の父親が執筆した「地球の歩き方」に掲載されていた宇喜田氏を知っているというゴードンに会いに行くところから、松本の第2話(全編の8話)が始まった。宇喜田氏について聞くと、彼はすでに他界されているというが、彼の絵がゴードンの家にあるというので、その絵を見に行くことになる。

ゴードンの家で宇喜田氏の絵を見た松本は、感銘を受けていた宇喜田氏の「僕はもう精霊のいない場所には住めないよ」という言葉についてゴードンに尋ねた。精霊について自分の経験を話し出すゴードン。松本が浜辺で花を摘んだ後に気づいたあざについて話すと、霊的なヒーリングプロテクションができるという“シャーマン”のキキのところに連れて行かれる。

キキによると、そのあざはやはり精霊の仕業だという。儀式によって精霊と会話し、松本についていた精霊について話すと、身につけると精霊から守られるという2つのエレメントを渡す。手と足にエレメントをつけた松本に「これでサイパン人だ」というキキたちに、松本は満面の笑みを見せる。

■精霊の棲家・ガジュマルの木に触れた松本まりかが海へ飛びこむ

ゴードンに誘われ、巨大なガジュマルの木を見にマニャガハ島へ。マニャガハ島の自然は、サイパンに住むチャロモ民族やカロリアン民族にとって全てが薬だと話すゴードンに連れられて行くと、精霊の棲家だというガジュマルの木に到着。ガジュマルの木に敬意を払い、瞑想し精霊と話すように、松本をひとりにする。

木の周りを歩き木に触れ抱きついた松本だったが、急にその木から離れ、何かに導かれるように浜辺へ走り出した。そして何のためらいもなく、海へ飛びこむ。浅瀬で波を感じる松本は、すがすがしい表情だ。

松本はゴードンがMCを務めるラジオに出演。「サイパンの魅力を知りたい」と一生懸命に英語で話す松本に、テニアン島でガイドをしている人から1通のメールが届いた。テニアン島に誘っている内容を語っていると、リスナーから電話が。リスナーは日本の統治時代は悪いことばかりではないと、日本の歌を歌いお礼をいった。涙があふれそうになる松本を励ますように「上を向いて歩こう」を出演者みんなで歌う。

松本まりか、小型飛行機で日本とゆかりが深いテニアン島へ

松本の第3話(全編の第9話)は、“バンザイクリフ”と呼ばれる岬で、松本が戦争体験者のリノ氏から話を聞くところから始まった。彼は自分の姉・ミチコのことを話し出す。日本人とカロリニアン人のハーフだったというミチコは容姿がほぼ日本人だったので、日本兵に銃を突きつけられて飛び降りるように言われたが逃げたという。松本は岬にならぶ戦没者碑に思いをよせる。

5人しか乗れない小型飛行機サイパン国際空港からテニアン島へ。操縦士の横に座った松本が、ドアがちょっと開いたまま滑走路へ向かう飛行機にビビる姿に思わず共感。無事、テニアン国際空港に着いた松本を待っていたのは、ラジオにメールを送ってくれたテニアン島のガイド・神尾美穂氏だった。

神尾氏の案内で、古代チャモロの王様の家・タガ遺跡や王様の水浴場・タガビーチをめぐる。さらに行ったスペイン統治時代(1565年〜1898年)の面影を残すサンホセ教会では、17世紀にあったスペインチャモロ戦争で3万人ぐらいいたチャモロ民族が3千人まで減ったという話を聞き、松本はつらそうな表情を見せた。

■広島・長崎に原爆を落とした爆撃機が飛び立ったエイブル滑走路

日本統治時代(1920年〜1944年)にできたという住吉神社へ。スペインや日本の統治時代から、約500年かけてチャモロのアイデンティティーを取り戻したという話は感慨深い。次に神尾氏が案内したのはエイブル滑走路。この滑走路から原爆を積んだ爆撃機が広島と長崎に飛び立ったという。

日本人にとっては悲しい思い出だが、アメリカ人にとっては戦争に勝ったという場所。しかしチャモロの人にとっては別の意味があるという。もともと、その場所はジャングルで精霊の魂が眠っていたし、チャモロの村もあった。許しを得ずにこういうものを作ったので、何か起きてしまうのではと感じているという。

松本がチャモロの人たちの懐の深さと愛情深さに感銘を受けていると涙ながらで話すと、神尾氏もこの島でガイドをすることが最初が怖かったと話しだし感極まる。

サイパンで心が洗われた松本まりかの姿に「今後が楽しみ」「感動」の声

サイパン島に戻った松本は、花を積んだラダービーチへ。精霊と話しをしたようで、腕のあざもキレイになっていた。そしてサイパンで一番有名なマイクロビーチに。「地球の歩き方」のライター・原氏の父親が書いたメモで「七色のビーチ」と称されるそのビーチで、サイパンに住む人たちの幸せそうな笑顔にふれて得た、自分の答えを涙ながらに語った。

松本が苦い思い出を持つサイパンを訪れ、どんどんすがすがしい表情になっていく姿に、「人との出会いで自然の美しさに目覚めて精霊と心通わす感じが伝わってきた」「『チャモロの人々の感謝と尊敬を知って、人生変わる気がする』とラストで語ってくれたので、今後が楽しみ」「サイパンも、サイパンの方々も、全てが素敵でした」「まりか様の優しい人柄にふれることが出来感動いたしました」などの声が上がり、反響を呼んでいる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

松本まりか、サイパンの精霊や先住民族に出会う/「松本まりかの『ドラマ 地球の歩き方』in サイパン」より (C)ドラマ「地球の歩き方」製作委員会