一般財団法人武蔵野市開発公社(本社:東京都武蔵野市、理事長:堀井建次)は、吉祥寺フリーWi-Fiを用いた来街動機等の調査が行える仕組みを2021年5月より導入しました。
 街の状況を把握する上で、今までは来街者の行動や活動時間などは日中多い、土日はもっと多いといった長年商売をした人々の肌感覚に頼る部分が多かったと考えています。一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今までと同じ感覚で商売を続けることが難しくなっております。こうした背景から、「吉祥寺来街動機等調査2023」を2023年1月1日(日)から2023年12月31日(日)の間に吉祥寺フリーWi-Fiを利用した176,460端末を対象に実施しました。2023年調査新たに付加した位置情報取得機能を追加し、調査の結果、新型コロナウイルス感染症を踏まえた来街傾向と街のリアルな来街状況やその動機などが見えてきました。


※フルデータのダウンロードは【こちら

調査結果トピックス
1.通勤時間帯の時差出勤定着の兆し
2.変化した生活リズムの定着
3.位置情報による新たな街の実態把握

《トピックス1》
通勤時間帯の時差出勤定着の兆し
 2022年は、朝は徐々に回答数が増えていたが、2023年に入り、朝7時台から8時台にかけて一度回答数が落ちています。これは、コロナ禍によって生まれた企業のオフピーク通勤等の時差や在宅ワークの推進による働き方の多様化によって、本来街中が一番混雑するであろう朝のラッシュ時間帯に谷間が生まれたものと思われます。



《トピックス2》
変化した生活リズムの定着
 2022年と同様に、18時台までの変化率に大きな変化はなく、19時台の変化率が広がっていました。新型コロナウイルスの5類移行後も、来街者の帰宅時間に大きな変化はなく、2022年に引き続き、コロナ前と比較して早い時間帯に吉祥寺を離れる来街者が増えていると考えられます。


《トピックス3》
位置情報による新たな街の実態把握
 ABC【21:00~8:59】までの位置情報データを比較した結果、居酒屋等の夜間に営業している飲食店の多い、吉祥寺南口近辺に集中していることがわかりました。時間別来街目的のデータから、深夜3時台の「飲食」目的での来街の多さは、こういったエリアの店舗を目的での来街と思われます。ゆえに、A【5:00~8:59】までの位置情報データでは、前述の店舗の営業終了時間後となり、吉祥寺駅南口近辺の人の集中は解消されていると考えられます。



【調査概要】
調査名:吉祥寺来街動機調査
調査対象:吉祥寺フリーWi-Fi利用者
調査期間:2023年1月1日~2023年12月31日
調査方法:Wi-Fi接続完了ページ上でのアンケート
=====対象者:属性詳細===================
[接続端末数](N=179,578)
[属性]男性48.74%、女性51.26% *推定
[回答数](n=31,470)約18%
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一般財団法人武蔵野市開発公社について
 一般財団法人武蔵野市開発公社は、武蔵野市が指定した都市再生推進法人として、まちづくりを進める法人です。自治体の財政援助出資団体ではありますが、商業ビルの運営で自立した経営を行い、そこで得た収益をまちづくりに還元する事業を展開しています。都市の整備や都市活性化を図り、より良きまちづくりに必要なこととは何であるかを考え続けます。

【会社概要】
会社名:一般財団法人武蔵野市開発公社
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-13-11 メアリヒト吉祥寺ビル7階
代表者:理事長 堀井 建次
設立:1968年8月
URL:https://www.m-kaihatsukosha.or.jp/
事業内容:不動産事業及びまちづくり事業

【お客様からのお問い合わせ先】
《問い合わせ先名称》
一般財団法人武蔵野市開発公社
TEL:0422-22-0381(営業時間:平日9:00~17:00)
e-mail:machiz@m-kaihatsukosha.or.jp

配信元企業:一般財団法人武蔵野市開発公社

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