The Beauty of Lines
日本のクラフトマンシップを受け継ぐミニマルな「鉄家具」ブランドのメーカー、杉山製作所が昨年に続き、ミラノ・フォーリサローネに出展します。
杉山製作所は、刀鍛冶で有名な岐阜県関市にあります。1962年に創業し、自動車や鉄道車両の部品を作っていましたが2000年から、その熟練の技術と設備を生かし、企画からデザイン、製作までを自社で一貫して行う「鉄家具」ブランドのメーカーに生まれ変わりました。
今回の展示会では、鉄の可能性を追求する中で生み出してきたコレクションから、チェアシリーズと鉄のアートワークを展示します。
鉄家具に誇りを持ってモノづくりに挑む私たちの製品の「線美」をどうぞご覧ください。
株式会社 杉山製作所
代表取締役 島田亜由美(しまだ あゆみ)
●出展概要
タイトル :The Beauty of Lines(線美)
SUGIYAMA,Japanese Minimalist Solid Iron Furniture
会期・時間:2024年4月15日(月)~20日(土) 10:00~19:00
会場 :GalleriaAntonio Battaglia(ガッレリア・アントニオ・バッタリア)
HP http://www.galleriaantoniobattaglia.com
所在地 :ViaCiovasso5-20121, Milano(ミラノ市街チョヴァッソ通り)
GoogleMap https://maps.app.goo.gl/GJAxLUkTZqfzTv717
※初日の4月15日(月)13:00-17:00は、デザイナーの村澤一晃、村上友計が滞在して おります。
●コンセプト
「切る」「曲げる」「たたく」「つなぐ」「けずる」
それぞれの技から生まれる鉄家具の線美
製品はひとつひとつ職人が丁寧に仕上げます。最初はただの棒や板に過ぎない鉄が、職人が手を加えることで温かみのある鉄家具へ変化する。鉄職人が繊細な仕上げを施すことで、独特の表情と質感が浮かび上がります。
これこそがSUGIYAMAのモノづくりの技。「切る」「曲げる」「たたく」「つなぐ」「けずる」によって、ミニマルを追求した細さで構成された、鉄家具の「線美」が生まれます。
そんな魅力ある鉄家具を人々の暮らしの中で感じてもらいたいと思っています。
●出展製品とデザイナー紹介(1)
SHIN series
椅子を構成する要素は、脚・座・背。最少の構成要素だけで必要最低限の機能を実現し、まるで一筆書きのような線で構成された椅子です。機能に関係のない要素を取り除くことで存在感を無くし、ひっそりとした佇まいをもつ椅子は、どんな空間にも違和感なく溶け込みます。
鉄は強度を保てる、最細の材料。無垢の鉄だからこそ可能な、最少の線だけでできた椅子です。
そこに、静寂のリズムが生まれる。
design:伊藤浩平(いとうこうへい)
1957年生まれ。1980年大阪芸術大学デザイン学科インテリアデザイン専科卒業後、マルイチセーリング(ソファメーカー)入社。営業から商品開発、販促までを手掛ける。1991年独立、NORTHLAND DESIGNS. 設立。照明器具、家具、雑貨のデザインからブランディング、インテリアショップのプロデュース等に携わる。
2008年MILANO SALONE「Jipangu」出展。2010年オリジナルデザインのローソファのネット販売をスタート。2018年共著にて晃洋書房より「地域創生の戦略と実践」刊行。2019年京都にデザイン事務所を移転。1997 年アカセ木工「シトラス」グッドデザイン賞受賞。
●出展製品とデザイナー紹介(2)
日本語には「一筆書き」という言葉があり、筆を紙につけたのち、途切れることなく書画を描くことを意味しています。feliceシリーズは、椅子としての主要な構造が一度も途切れることなく繋がっているのが特徴であり、造形的なこだわりでもあります。
緩やかにつながる直線と曲線が、見る角度により違う印象を与えるデザインです。
design:村澤一晃(むらさわ かずてる)
ムラサワデザイン代表。家具を中心とした生活道具全般のデザインを手がける。地域性と工場の個性を活かした製品開発を行いながら、継続性のあるモノつくり環境を創出する。「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条として、現場で手を動かし、それぞれのメーカーと関係を育てていく股旅デザイナー。
●出展製品とデザイナー紹介(3)
鉄の持つ重たいというイメージを払拭し、素材を自由にしたいという想いから「Wall Deco」は生まれました。
鉄は自然の素材であり、温かい素材です。鉄の質感にジオメトリックなデザインが加わって現代の暮らしに合う軽やかな鉄のインテリアアイテムになりました。
design:柴田文江(しばた ふみえ)
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経てDesign Studio S設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、reddot design award、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などの受賞歴がある。多摩美術大学教授、2018-2019年度グッドデザイン賞審査委員長を務める。
著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。
●出展製品とデザイナー紹介(4)
Crank
鉄はさまざまな方向に曲げられるのが特徴です。椅子の強度を保ちながら、ジグザグと方向を変えて進んでいく迷路のようなフレームワークがCrankシリーズ特徴です。
クランクさせたフレームワークとは少し間をあけて背、座を置くことでフレームが際立ち、鉄ならではの軽快感のあるデザインを実現させています。
design:村上友計(むらかみ ともかず)
1982年7月7日生まれ。照明デザインの会社、木製家具デザインの会社を経て杉山製作所へ入社。椅子を中心に、生活や商業にかかわる製品のデザインを手掛ける。
製品づくりをするときは、つくり手の領域に入り込んで一緒に現場で手を動かす。喜びや苦労を共感し、杉山製作所でしかできない「技」を日々見つけながらデザインしている。
「アイデアはいつも現場から」という信念があり、製作の現場や、営業の現場にも行くインハウスデザイナー。
●会社概要
会社名:株式会社杉山製作所
所在地:岐⾩県関市旭ヶ丘3-13
代表者:島田亜由美
URL :http://www.kebin.jp
事業内容:アイアン製品企画・製造・販売(鉄家具・店舗什器・コントラクト家具・アイアン建材)
Factory Shop「鉄家具と暮らす」運営
●お問い合わせ先
株式会社杉山製作所 島田または村上まで
eメール:info@kebin.jp
電話 :0575-22-0554
配信元企業:株式会社 杉山製作所
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