U-23日本代表は22日、国際親善試合でU-23マリ代表と対戦し、1対3で敗れた。

 開始2分に平河悠の得点で先制に成功するも、34分、53分、90分に失点を喫し、逆転負けとなった。チームの中心選手の一人で76分からピッチに立った藤田譲瑠チマは「結果の通りです。内容も良くなくて、取った後のボールを簡単に取られてしまうシーンが多かった。攻撃も外回りになり、なかなかシュートに持っていけなかった」と振り返った。

 藤田投入されたタイミングでは1点のビハインド。81分には左CKのこぼれ球を拾いシュートを放ち、積極的にゴールを狙ったがネットを揺らすことはできなかった。「相手も少しエネルギー切れでしたし、ボールを運べるシーンもありました。チャンスにつながりそうなところはあったので、それを最初から見せたい。シュートが少なかったので、無理やりでも何本か打つことが必要だった」と説いた。

 また今回のマリ戦は、大岩ジャパンにとっては初めてアフリカ勢との対戦となった。4月に行われるアジア予選の結果によっては、パリ五輪で再戦する可能性もある。「相手の瞬発力やフィジカルの差は多く見られたし、そこから相手のチャンスになっていた」と印象を語った。

 次戦は25日(月)19時15分〜、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦する。

[写真]=金田慎平