日清オイリオグループ株式会社(社長:久野 貴久)は、2050 年の「カーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)」実現に向けて、2030年のScope1、2のCO2排出量50%削減(2016年度比)を目標とし、グループ全体で脱炭素化に向けた施策を実施しています。
その一環として、マレーシアにある子会社Intercontinental Specialty Fats Sdn. Bhd.(以下、ISF)の、2つの工場(デンキル工場、ポートクラン工場)でコージェネレーションシステムを新たに導入することを決定しました。コージェネレーションシステムとは、天然ガス等を利用して発電し、発電時に生じる熱を蒸気として活用することでエネルギーを無駄なく利用できるシステムのことです。生産工程におけるエネルギー使用を効率化することにより、CO2排出量削減およびエネルギーコスト削減を図ります。
ISFでは、これまでも、工場への太陽光パネルの設置やグリーン電力の購入など、脱炭素化の施策を積み重ねてきています。今後もグループ一体となり脱炭素の取り組みを進め、地球温暖化の防止に貢献していきます。

  • コージェネレーション設備の導入とその効果

1.デンキル工場

デンキル工場の太陽光パネル

稼働開始時期:2024年10月(予定)

導入効果:

・設備導入によりデンキル工場における電力使用量の約90%、蒸気使用量の約85%をカバーすることが可能

・年間のCO2排出量を最大で約14千トン削減可能(2016年ISF全体の年間総排出量の約9.2%相当)

2.ポートクラン工場

稼働開始時期:2026年1月(予定)

導入効果:

・設備導入によりポートクラン工場における電力使用量の約80%、蒸気使用量の約92%をカバーすることが可能

・年間のCO2排出量を最大で約26千トン削減可能(2016年ISF全体の年間総排出量の約16.7%相当)

  • ISFでのCO2排出量削減に向けたこれまでの取り組み

・太陽光パネル設置

ISFでは2021年から2工場で太陽光パネルの設置を進めています。2022年度の発電量は1,569MWとなり、CO2排出量を約1,381t削減しました。

・グリーン電力購入

ポートクラン工場では、2022年3月からマレーシアの国営電力会社テナガ・ナショナル(以下、TNB)からグリーン電力を購入しています。また、デンキル工場においても2023年2月から購入を開始し、Scope2CO2排出量削減を進めています。

配信元企業:日清オイリオグループ株式会社

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