3月12日、「東京国際音楽祭 ~Tokyo International Music Festival “戦後、歌謡曲ジャズだった”2」の制作発表記者会見が東京・紀尾井フォーラムで開催され、スインギー奥田、松崎しげるマリーン、Meriが登壇した。



本コンサートは、亡き服部克久氏、前田憲男氏の日本を代表する編曲家の元に企画されたもの。世界最年長ビッグバンド“ブルースカイオーケストラ”のバンドリーダーで、日本ジャズ協会21の会長を務めるスインギー奥田がプロデュースを務める。
「今回、2回目の開催になるわけですが、前回の2016年10月に行われた時には服部克久先生がいらっしゃいました。前田憲男先生もいらっしゃって。僕はバンドリーダーでもありましたが、全員指揮者でアレンジャーでもあります。その3人が同時に舞台に立つという不思議な光景がありました。服部良一先生の楽曲を聴きながら、もう一つの対極として古賀政男先生の古賀メロディーがあり、もう一つの芸能界として宮川先生の楽曲もあって、どういうヒットの経緯を辿ったのかという経緯を検証したんです。そうしたら、このコンサートをあと4回くらい出来ることが分かり、服部先生と前田先生と『ずっと続けていきたいね』というお話をしておりました」と、奥田は初回公演の頃を振り返り、2回目の開催は必然だったと説明。本来なら初回の5年後、2021年頃に開催する予定だったが、コロナ禍のために時期がずれ、今年の“東京国際音楽祭”というタイミングでの開催という運びとなった。2回目となる今回は、「元ネタ(楽曲)も演奏しながら、『きっと影響を受けたであろう』と思われる楽曲も演奏するなど、ヒット曲の系譜を辿っていくような内容を考えています」と前回とは違った試みもあると明かした。
まだプログラムは決まっていないが、松崎、マリーン、MERIが歌唱する楽曲のヒントも与えてくれた。松崎は「僕が音楽で最初に感動したのが、テレビ番組『シャボン玉ホリデー』から聴こえてきたザ・ピーナッツの歌でした。そして、伊東ゆかりさん、中尾ミエさん、ミッキー・カーチスさん…。『このお兄さん、お姉さんはなんてかっこいいんだろう!』と思いましたし、自分も鼻歌を歌っていくうちにだんだん自分のものになっていきました。その後、グループサウンズが流行れば、『あのギターを一回いじってみたい』と思い、ポロんと音を出したことが自分の作曲の夜明けになったんです。さらに時間が経って、米軍キャンプで歌ったりもしました。ベトナム戦争時、日本に慰問で海外のアーティストがやってきて、自分が出る前に、同じステージにプラターズが歌ってたりもしたんです。あとはビートルズにも影響を受けました。そういういったもの全てが自分の宝物になっているのは確かです」と、自身の音楽ルーツを語り、「シャボン玉ホリデー」のテーマ曲になっていた「スターダスト」を歌うことを約束。
マリーンは「基本的にお客さんがどういう曲を喜んでくれるのかな?っていうことをいつも考えています。今回はたくさんのアーティスト、ミュージシャンの方が出演されるので、まずは被らないようにしたいと思っています(笑)。それと、出演する順番もありますから、例えば、前の方がスロウな曲で終わったとすると、私はアップテンポな曲から始めて違う雰囲気を作るとか、そういう感じにもしたいなと思っています」と、歌唱楽曲の選び

方について語った。MERIは「当時の黄金時代から2024年の5月5日にビューンとタイムスリップできちゃうような素晴らしいコンサートだと思うので、皆さんが一気に時を越えられるようなタイムマシンのような歌をお届けしたいと思っております」と意気込みを伝えた。
「東京国際音楽祭 “戦後、歌謡曲ジャズだった”2」は、スインギー奥田、松崎しげるマリーン、MERIの他に、由紀さおり、伊東ゆかり、寺井尚子、ダイヤモンド☆ユカイ、阿川泰子、アルベルト城間、小野リサ、小沼ようすけ、ハクエイキム、高木里代子、秋満義孝、ぼんちおさむが出演。また、5月4日には前夜祭として「昭和99年 紅白歌合戦」というイベントを同会場で開催する予定となっている。




<公演概要>


東京国際音楽祭 ~Tokyo International Music Festival “戦後、歌謡曲ジャズだった”2

日程:2024年5月5日(日・祝) 開場15:00 開演15:30
会場:大田区民ホール・アプリコ 大ホール

[出演]
奥田宗宏&ザ・ブルースカイオーケストラ / 由紀さおり / 松崎しげる / 伊東ゆかり /
小野リサ / ダイアモンド☆ユカイ / 阿川泰子 / マリーン / アルベルト城間 / 寺井尚子 / Meri他

チケット
S席:10,000円(税込) A席:9,000円(税込)
お問い合わせ:東京国際音楽祭実行委員会  Mail:contact@timf.jp
公式HP:https://timf.jp

宣伝:キョードーメディアス



撮影:中村義政

配信元企業:株式会社キョードーメディアス

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ