天気は周期変化 週末は各地で春本番の暖かさに(天気と気温のまとめ2024年3月10日~16日)

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3月10日3月16日の天気と気温のまとめです。

■気圧配置の特徴
 10日、低気圧が日本の東海上を東北東進し、日本付近は西高東低の気圧配置が徐々に緩んだが、上空には寒気が居座った。

 11日、高気圧の中心が日本の南を移動し、大陸から東シナ海に前線が停滞した。

 12日、前線を伴った低気圧が本州南岸~関東付近を東進。華中に中心を持つ高気圧がゆっくり東へ移動した。

 13日、前線を伴った低気圧は急速に発達し、三陸沖を北東へ進み、日本付近は西高東低の気圧配置となった。

 14日、千島の東を発達した低気圧が北東進。東北を低気圧が通過した。

 15日、低気圧が日本海北部を足早に東進。高気圧の中心が黄海にあって、ゆっくりと移動した。

 16日、日本付近は日本海と日本の南に中心を持つ高気圧に覆われた。

■降水
 10日、西高東低の気圧配置が続き、上空に寒気が居座った。関東北部や中部地方では、まとまった雪となった。

 11日、前線の影響で西日本では夜遅くに雨が降った。

 12日、低気圧が発達しながら本州南岸~関東付近を通過。東~西日本の太平洋側を中心に雨が降り、長野県では大雪警報が発表された。

 13日、日本海側では雪や雨が降り、関東甲信の北部山沿いでまとまった雪が降った。長野県信濃町信濃町で3時間降雪量16cmを観測。

 14日、低気圧の接近に伴い東北では雨の降り方が強まり、秋田県由利本荘市本荘では11mm/hの雨を観測。3月の1位を更新する雨となった。

 15日、北海道や東北で雨や雪となり、局地的に雷を伴った降水となった。

 16日、未明まで東北で雨や雪となったが、日中は降水の観測はなかった。

■気温
 10日、朝は各地で冷え込み、最低気温は東京や名古屋で0℃台と、全国的に寒い朝となった。寒気の影響が残り日中も気温が上がらなかった。

 11日、暖かい空気が流れ込み九州では、気温上昇。鹿児島の最高気温は18.2℃で3月下旬並みとなった。

 12日、太平洋側を中心に雨脚が強まり、各地で気温が上がらず。東京は10.0℃と厳しい寒さとなった。

 13日、西日本から東海、関東にかけては晴れて、太平洋側の一部では15℃を上回った。東京は前日より3.7℃高い13.7℃を観測した。

 14日、寒気が後退し、西~東日本にかけて穏やかに晴れて気温の上がった所が多かった。東京では15.6℃を観測。10日ぶりに15℃を上回った。

 15日、各地で気温が上がり、西~東日本の日本海側や東北南部で、春本番の暖かさとなった。

 16日、全国的に晴れて日差しが届き春の陽気となった。東京は最高気温22.7℃を観測(5月上旬並み)、2月20日以来25日ぶりに20℃以上の気温となった。

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■今期間(3月10日3月16日)の天候のまとめ
平均気温は、高気圧に覆われる日が多く、東日本~北日本を中心に広い範囲で高かった。特に仙台では平年比+1.9℃、秋田で平年比+1.7℃と高かった。一方、低気圧の影響を受け、西日本の太平洋側や中部では平年より低い所があった。

 降水量は、低気圧の影響を受け、太平洋側を中心に広い範囲で平年より多かった。長野では平年の2倍に迫る降水量となったが、北海道は平年に比べかなり降水量が少なかった。

 日照時間は、東北を除き広い範囲で平年より多く、西日本の太平洋側を中心に多かった。東北付近は低気圧や寒気の影響で曇りの日が多く、平年より少ない所が多かった。

天気は周期変化 週末は各地で春本番の暖かさに(天気と気温のまとめ2024年3月10日~16日)