漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。2月11日には、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られるイベントの最新回「ワンダーフェスティバル2024[冬]」(ワンフェス)が千葉・幕張メッセにて開催され、大勢のサブカルファンが来場。ホール内はもちろん、屋外に設けられたコスプレエリアも終日、大盛り上がりとなっていた。WEBザテレビジョンでは、そんな「ワンフェス」を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
【写真】バニーガールコスプレ(創作衣装)を披露したしらたき凛花さん
■魅力あふれるバニーガール衣装で会場を沸かせたコスプレイヤーたち
■「チェンソーマン」パワー／キャシーさん
今回参加したのはフィギュアのイベントだったので、大好きなキャラクターであるパワーちゃんのフィギュアバージョン(バニーガール衣装)のコスプレをさせていただきました。メークのポイントとしては、パワーちゃんの“猫のように鋭い目元”の再現にこだわりました。彼女の元気なイメージとセクシーなバニーガール衣装をマッチングさせるのは難しかったものの、なかなかいい感じにまとまったんじゃないかな…と思うので、仕上がりには満足しています！
プレイボーイバニーとミリタリーが好きで、こちらはそれらを組み合わせた創作コスプレになります。プレイボーイバニーは1960年代のアメリカで生まれた文化なので、銃やベルトなどの装備もアメリカ軍の少しレトロな物を知り合いから借りてそろえました。MA-1ジャケットは10年ほど愛用している私物で、バニースーツはTOKYOバニーガールさんで作ってもらった、コーデュロイ生地が特徴的なお気に入りの一着です。それとポーズは、アメリカのピンナップガールをイメージしながら練習してきました。
■オリジナル・バニーガール／あまひさん
今回は友だちとバニー衣装での“併せ”をしたくて参加しました。本格的なバニー衣装を着たかったので、TOKYOバニーガールさんで自分の体にぴったりの一着を作ってもらって。そこにミリタリー要素を付け足していって、こちらの形に仕上げました。バニーガール＝うさぎ…ということで、赤みの強いアイメークにしたのもこだわったポイントです。
「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる催しとして、多くのサブカルファンから親しまれている大型イベント。その活気はコロナ禍での抑圧を跳ね返すかのように上昇しており、今回は約2000組ものディーラーが出展。ブースごとにさまざまな企画も実施され、いずれも好評を博していた。
こうして大盛況のうちに終了した「ワンフェス2024[冬]」に続き、7月28日(日)には「ワンフェス2024[夏]」の開催が決定。それまでの期間にも「AnimeJapan 2024」(3月23日～26日、東京ビッグサイト)や「ニコニコ超会議2024」(4月27日・28日、幕張メッセ)、「日本橋ストリートフェスタ2024」(5月12日、大阪・でんでんタウン)、「ホココス2024 ～南大津通歩行者天国COSPLAY～」(5月19日、名古屋・南大津通歩行者天国)など、コスプレも楽しめる大型イベントが全国で多数開催予定となっている。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか？ 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文＝ソムタム田井
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