オランダ代表は22日、国際親善試合でスコットランド代表と対戦し4-0で勝利した。

ユーロ2024本大会前最後のインターナショナルマッチウィークスコットランドドイツ代表とテストマッチを戦うオランダロナルド・クーマン監督はその初戦でデパイやシャビシモンズ、ワイナルドゥム、ファン・ダイクらを起用した。

立ち上がりからボールを握って攻め手を窺うスコットランド、メリハリを利かせたプレスからカウンターを狙うオランダという明確な構図の下で試合は一進一退の攻防となる。

互いになかなかシュートまでボールを運ぶことができず時間が経過する中、オランダは18分にピンチを迎える。右サイドを突破したギルモアにクロスを許すと、ファーサイドに走り込んだR・クリスティが頭でこれを合わせたが、シュートはGKフレッケンの好セーブで難を逃れた。

その後も膠着状態が続いたが、オランダはこの試合のファーストシュートでスコアを動かす。40分、ガクポのパスをバイタルエリア中央左で受けたラインデルスが右足一閃。狙いすましたミドルシュートは直接ゴール左に突き刺さった。

迎えた後半も一進一退の展開が続く中、オランダはミスからピンチを招く。62分、最終ラインのヴィーファーがマクトミネイにパスカットを許すと、このこぼれ球を拾ったシャンクランドにGKとの一対一の局面を作られたが、シュートはクロスバーに弾かれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指す中、オランダが72分に追加点を奪う。フェールマンのパスを左サイド高い位置で受けたガクポがボックス左から侵入しクロスを供給すると、ゴール前のワイナルドゥムがヘディングシュートでゴールに流し込んだ。

さらにオランダは、84分に左CKから途中出場のヴェグホルストがヘディングシュートでネット揺らすと、86分にもラインデルスのスルーパスからボックス内に侵入したマレンがゴール右隅にシュートを流し込み、4-0で完勝した。