23日放送の『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』(ニッポン放送)で徳光和夫が3月20、21日に韓国で行われたメジャーリーグ開幕戦、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの試合を酷評した。
■ドジャース対パドレスに言及
番組冒頭徳光は20、21日に韓国で行われたドジャース対パドレスの試合に「私も見ましたが、みなさんどうご覧になりましたかね。大谷選手だけを見に行った方もですね 、損した感じがあるのではないかと」と話す。
続けて「わかりませんよ。日本から数10万とか、人によって100万円以上の出品いたしまして、観戦にいらしたって伺っておりますので 。その方たちが大谷選手を見に行ったのなら、まあそれなりに満足したでしょうけど、野球を見に行った人には、もう本当にお気の毒なことだなという感じがしますね」とコメントした。
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■「ちょっと腹立たしかった」
さらに徳光は「僕が子供時代に感じていたメジャーリーグの速さとか強さとかすごさ。2日間全く感じられませんでしたね。本当に変わっちゃったなって」と試合を酷評。
そして「国籍がよくわからないヘアスタイル、あるいはヒゲ面のプレーヤーさんたちがですね、アジアの観客をナメるなよなみたいな、僕はちょっと腹立たしかったようなところがあった」と話し、アシスタントの石川みゆきを驚かせる。
その後、「日本選手は素晴らしかった」として試合に出場したダルビッシュ有投手と松井裕樹選手を称賛した。
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■日本人プレイヤーは称賛
大谷翔平選手がダルビッシュ投手からヒットを放ったことについて徳光は「これがわれわれが子供のころに見ていた、メジャーリーグの当たりでした」と指摘。
その理由については「ダルビッシュ投手の投げたアウトコース高めをライトに持っていくというね。こういうのに僕たちはメジャーリーガーは凄いなと思ってみていたんです。大谷1人がメジャープレーヤーに見えて仕方がなかった」と持論を展開した。
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■「プレーが雑」と苦言
徳光は「メジャーリーガーの人たちはちょっとプレーが雑だなと思ってね。解説の人もかわいそうでしたね。いかにメジャーリーグがすごいか言いたかったんですけども、なかなかそういうチャンスがなかったんで」と試合を酷評。
また、21日の試合でパドレスに打ち込まれた山本由伸投手には「山本投手はちょっと気の毒だったようなところもありますね。時間制限を意識しすぎたところがありましたね」とピッチクロックに言及した。
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■ピッチクロック制度を批判
ピッチクロック制度に「あれは本当におかしいと思うよね。野球というのは投手とバッターの探り合いですよ。 そういうようなことが野球を見ていて面白いわけでありまして、そんなことに対して時間が長すぎなんてファンは思ったことはない」とコメント。
さらに「苦肉の策でこういう策を作ったんじゃないかと思うんですけどね 本来の野球ファンにとりましてはですね、ああいうルールは絶対におかしいと思いますね」と語っていた。
■人気獲得の取り組みだが…
今回韓国で行われたドジャース対パドレス戦は、アジアでのメジャーリーグ人気拡大を意識したものといわれる。
また、ピッチクロックは試合短縮を目的に昨年導入。MLBの発表によると昨年1試合の平均時間が24分短縮され、2時間40分になった。こちらもアメリカ国内での野球人気獲得を意識した取り組みとみられている。
ピッチクロックは社会人野球での主要大会で導入されており、WBCでの採用も確実。日本プロ野球のも導入せざるを得ないという声もある。
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