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(写真:アフロ

3月20日に違法賭博の疑いでロサンゼルス・ドジャーズを解雇された、大谷翔平選手(29)の専属通訳・水原一平氏(39)。大谷を公私ともにサポートしてきた水原氏の不祥事に、日米の大谷ファンが動揺している。また、大谷に何かしらの影響があるのではと、SNSでは不安の声も相次いでいる。

アメリカのスポーツメディア「ESPN」のインタビューに対し、当初水原氏は「大谷は(賭博について)快く思っておらず、二度とこのようなことがないように助けてくれると言ってくれた。私のために支払いを決めた」と語っていたという。

ところが翌日、水原氏は「ESPN」に対して「水原氏の賭博や借金について大谷は全く知らず、ブックメーカーへの送金もしていない」と述べたのだ。そのため、水原氏の発言については”どちらが正しいのか?”とその信憑性が揺らぐことに。もし水原氏が当初述べたように大谷が借金の肩代わりをしていた場合、大谷にもなんらかの影響があることが懸念される。

そんななか争点となっていたのが、「水原氏が何に賭けていたのか」という点だ。

MLBではギャンブル全てが制限されているわけではありません。しかし、野球に関する賭博については禁止されており、発覚した場合は1年間の出場停止に。さらに自分のチームに関わる賭博に関与していた場合は、球界を永久追放となります。それほど野球に関する賭け事は罪が重いものとして扱われています。

野球以外のスポーツについても、違法賭博はもちろん禁止です。ただ、こちらはコミッショナーの裁量によって措置が決まります。例えば’15年マイアミ・マーリンズに在籍していたジャレッド・コサート選手が違法賭博のルールに違反。その際は『野球に賭けていない』とリーグが判断したため出場停止処分は課せられず、罰金処分となりました。

水原氏が行っていた違法賭博が特に野球に関するものだった場合、大谷選手への影響が少なくないことが懸念されていたのです」(スポーツ紙記者)

水原氏は「ESPN」の取材に対して、「野球に賭けたことは一度もない。それは100%間違いない」と発言していた。そして「AP通信」も22日、捜査対象のブックメーカーの弁護士が、水原の賭けの対象は海外サッカーで、野球には賭けていなかったと語ったと報じた。

違法賭博であったことは間違いないが、野球関連のギャンブルではなかったという報道に対し、ネットでは《水原さんが言った通り野球賭博はしてなさそうだね》《水原一平サッカー賭博か まだ良かった》《水原一平さん、野球ではなくて海外サッカーに賭けているなら大谷翔平選手はギリ大丈夫???》《大谷さん本人が野球賭博をしたと見做される状況では無さそうでよかった》と安堵の声が上がることとなった。

一刻も早く事態が落ち着くことを願うばかりだーー。