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カラスはキラキラした物が好きなことは知られているが、ペンギンも同様らしい。そしてペンギンは、巣作りの時期になると、愛する相手にプレゼントするのだというのだからほほえましい。
アメリカ・ミシガン州にあるデトロイト動物園で、綺麗な色付けをしたたくさんの小石がジェンツーペンギンたちに与えられた。ペンギンはそれらを巣作りに使うのだ。
お気に入りのきらきら石を見つけたら、くちばしにくわえ愛する相手にそれをプレゼントする。動物園のSNSアカウントでは、なんともキュートでちょっぴりロマンチックなペンギンたちの映像が公開された。
【画像】 ジェンツーペンギンがきれいな小石を飼育員から贈られる
緑色の物を身に着けて祝う「聖パトリックデー」だった3月17日、デトロイト動物園のジェンツーペンギンたちは、緑色だけでなく様々な色のキラキラした小石を飼育員からプレゼントされた。
ラッキーチャームと呼ばれている美しくペイントされた小石が、バケツから飼育員によってペンギンたちの囲いにばらまかれると、ペンギンたちはそれぞれ気に入った小石をくちばしで拾い上げる。
そして一緒に巣作りをする愛する相手のもとへ持って行き、プレゼントしたのだ。
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その映像が動物園のSNSアカウントでシェアされると「ちょーかわいい！」という声があがった。
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小石はペンギンの巣作りに欠かせないもの
南極大陸周辺の島々に生息するジェンツーペンギンだが、氷に覆われた南極地域では巣作りに使えるような資源はほとんどない。
そこで彼らは、巣作りの季節になると小石を集める。
小石は氷や雪にくらべて頑丈で、溶けることもないので大事な卵やヒナのための巣の材料に理想的なのだそうだ。
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ジェンツーペンギンは良い小石を見ればすぐにわかるという。
ジェンツーペンギンは一夫一妻制で、繁殖期になると同じパートナーとペアを組み、一緒に子育てを行う。
一緒に巣作りをする愛するパートナーにプレゼントするために最高にきれいな小石を探し回り、見つけると小石をクチバシですくい上げ、いそいそと運んでいく。
これは2羽のペンギンが愛を確かめる贈り物でもあり、これから生まれる家族のための巣作りを助けるものだ。
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小石の巣は雪や氷を溶かすことができるため、雨の多い寒い南極圏には最適だ。卵や孵化したばかりの雛を乾燥した状態に保ち、湿った地面から離すことができるからだ。
ときに、早く巣を作るために他の巣から小石を盗むペンギンもいるが、大切な巣の材料を奪うペンギンはコミュニティで攻撃の対象となるようだ。
Gentoo Penguins Build Love Nests! | Penguin Post Office | BBC Earth
References:Detroit Zoo Penguins Gift Their Mates with 'Lucky Charms' and It's Irresistible/ written by Scarlet / edited by parumo
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