世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」が、3月23日に東京・東京ビッグサイトで開催。ディズニープラスブースにてテレビアニメ「ザ・ファブル」(4月6日[土]深夜0:55より日本テレビ系にて放送/ディズニープラスで全話見放題独占配信)のスペシャルステージが行われ、主人公“ファブル”佐藤明役の興津和幸、小島賢治役の津田健次郎ジャッカル富岡役の福島潤の3人が登壇した。

【写真】津田健次郎をして「悪い顔」という小島の横顔も!「ザ・ファブル」キービジュアル

■“殺しの天才”による物語

ザ・ファブル」は、幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、どんな敵も6秒以内に鮮やかに葬り去る、無敵の殺しの天才・通称“ファブル”が、組織のボスに「1年間誰も殺してはならない」という突然の指令を受けたことから、全く新しい生活を送ることになるストーリー。

ファブルを演じる興津は「笑い顔がチャーミングな地味な男。自然とその辺にいそうな格好で潜伏してる一流の殺し屋です」と説明すると、“殺し屋の顔”になっていると言われ、過去に津田から「眼鏡外したら殺し屋の目をしてる」と言われたことを告白。実際に眼鏡を外すと、周りから危ない匂いがすると騒がれた。

15年の服役を経て真黒組に復帰した海老原の弟分・小島を演じる津田は「結構長い期間服役してました。悪いやつなんですよ。悪い顔なんですけど…実際悪いんですよ。凶暴なタイプです」と役柄を紹介。MCから「自分と似ているところは?」という、“ベタな質問”をされると「いやいやいや…よう聞かれるやつ!あるか!(笑)普通はないねん!」と苦笑いしつつ、「関西弁!関西弁なんですよ。ちょっと独特ですけどね」と、共通点を絞り出していた。

一方、福島はジャッカル富岡について「ファブルが見ているテレビに映っている芸人」と説明すると、「本編の人たちと絡んでないから、他の出演者とアフレコが被らない」とポツリ。そんな福島は、一人アフレコのエピソードを聞かれると「本編の人たちが僕の収録を聞いてないのに、先に帰るときに、『今日も面白かったですよ』って言うんですよ。それに対して『まだやってねえよ』って言い返すのが定番になってます」と明かした。

■「これだったら俺は最強だ」と言えるものは?

ここで、“最強”をキーワードにそれぞれが「これだったら俺は最強だ」と言えるものをアピールするコーナーに。渡されたフリップに「小籠包を一口でたべる!」と書いた興津は「3日前までの話なんですよ」と前置きしつつ、「小籠包が熱いのは全然平気」と断言。しかし「鉄板焼きで焼いたウインナーを食べたら、めっちゃ口の中焼けたんですよ。それで恐怖心が生まれました」とすぐに前言撤回し、共演者を笑わせた。

続いて津田が「すぐ寝られる」、福島が「空気になる」と回答。その理由を、福島は「3回くらい、現場にいるのに『おたくの福島さんがまだ来てないんですけど』って事務所に電話かけられたことがあります」と明かし、「そのうち一人は目の前で電話かけてました」と言及。ただ、ステージと普段ではテンションが違うことを指摘されると、苦笑いしながら「普段はおとなしい」と答え、素の一面を打ち明けた。

最後に興津は「普通に生きるってこんなに大変なんだというのをリアルタイムで感じていただけたら。応援どうぞよろしくお願いします」とアピールし、イベントを締めくくった。

◆文=永田正雄

「ザ・ファブル」ステージより、津田健次郎、興津和幸、福島潤(写真左から)/(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会