声優の高梨謙吾日笠陽子島崎信長が、3月23日に行われた「AnimeJapan 2024ディズニープラス スペシャルステージ&ラインナップステージ」内の「村井の恋」ステージに登壇した。

【写真】キャッチコピーもぶっ飛んでいる「村井の恋」のキービジュアル

■2022年に実写ドラマ化された「村井の恋」が2024年秋にアニメ化

世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」が東京・東京ビッグサイトで開催中。そのイベントの中で、「村井の恋」ステージが開催され、村井役の高梨、田中彩乃役の日笠、春夏秋冬(ひととせ)役の島崎が作品についてのトークを展開。

電子コミックサービス「LINEマンガ」限定レーベル「ジーンLINE」で連載された、島順太による「村井の恋」。2022年にはTBSにてドラマ化もされた。そして2024年秋にアニメ化され、ディズニープラスにて独占配信される。

様子のおかしい男子高校生・村井は担任の田中先生に恋をしている。しかし、一方の田中は乙女ゲームの推しキャラ「春夏秋冬」に恋をしている。そんなことはつゆ知らず、田中に告白をする村井だったが、「黒髪ロン毛は恋愛対象外」と一蹴されてしまう。ところが翌日、髪形を一新して現れた村井は、田中の推しキャラそのものの姿になっていた。激しく動揺する田中と猛烈にアプローチをし続ける村井、果たしてこのおかしな恋の行方はどうなっていくのか――という物語だ。

■高梨「理屈で考えない方がいいアニメだと思います」

本作の魅力を聞かれた高梨は「何はともあれ、大暴走感ですかね。暴走しております。理屈で考えないほうがいいアニメだと思います」と答えた。

日笠は「意味分かんないです(笑)。ぶっ飛んでる作品なんですけど、最後まで見ていくと、『え? ここがつながってるの?』っていうふうに伏線がちりばめられていて、意外と気が抜けないかもしれないです」と見どころを語り、「“やられる前にやれ!”みたいな作品です」と力強く言い切った。

島崎は「やっぱり、“ミッドナイトエンジェル”こと春夏秋冬が登場することじゃないですかね、魅力は」と、役になり切って作品の魅力を伝えつつ、「ゲームの中のキャラクターでぶっ飛んでるんだけど、意外と人間ドラマもちゃんとやっていくんです。でも、ワケ分かんない。やられる前にやれ!(笑)」と、日笠同様、ワケが分からない作品だと答えた。

演じる“村井”については、高梨は「すごく淡々としていて、クールなのかと一見思いがちですが、実は自分の思いの丈を相手にストレートに言ったりする部分もある、ギャップの強いキャラ」と分析した。

■今年叶えたいことを聞かれた日笠が「『村井の恋』アニメ化」とボケる

作品の内容にちなんで、「あなたの第一希望は?? ドキドキ進路希望調査」と題したフリップトークも展開。今年叶ってほしいこと(第一希望)を発表するというもので、島崎は「恋する戦国絵巻ゲーム化」と、自身が演じる“春夏秋冬”が出演する劇中ゲームを本当にゲームにしてほしいと答え、高梨は「『村井の恋』大ヒット!!」とストレートに願望を伝えた。

そんな中、日笠は「『村井の恋』実写化」と勢いよく見せるが、高梨に「もう(実写化)されてます!」とツッコまれてしまう。すぐに書き直して掲出した「『村井の恋』アニメ化」というボケ回答には、MCを務める鷲崎健から「される! そのために来とるんやろが!」というツッコミが入った。

最後は、島崎が「『村井の恋』ってフィジカルでゴリ押しするところもあります。笑えるし、泣けるし、人情味もあっていいアニメです」と、日笠は「アフレコの第1話の時に、原作の先生を含め、たくさんのスタッフの皆さんがいらっしゃいました。その時に言われたのが『大きい声を出してください』でした。言われた通り、大きい声を出してます。音量最大で見てください!」と、島崎が「この秋に何かワケの分からないアニメーションが放送されるということが伝わったと思います。何かワケの分からない、でもちょっと面白いかもと思ったあなた。絶対見てください。損はさせませんので」というメッセージを伝え、ステージを締めくくった。

◆取材・文=田中隆信

島崎信長の「崎」は「タツサキ」が正式表記

「村井の恋」ステージに登場した高梨謙吾、日笠陽子、島崎信長(写真左から)/(C)島順太・KADOKAWA/アニメ村井の恋製作委員会