上原浩治

読売ジャイアンツ上原浩治が、メジャーリーグで導入されている投球動作に制限時間を設ける「ピッチクロック」に苦言を呈した。

 

■ドジャース対パドレス戦を振り返り

番組は3月20、21日に韓国で行われたメジャーリーグ開幕戦、ロサンゼルス・ドジャースサンディエゴ・パドレス戦を取り上げた。

試合で登板した松井裕樹投手がピッチクロック違反を取られ、1ボールが付与される様子が放送される。同投手は試合後、上原氏にピッチクロックの感想を質問されると「僕は元々遅いんで」と苦笑いを浮かべていた。

 

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■上原氏がピッチクロックを疑問視

試合を振り返るVTRを見た司会の関口宏は、「松井くんもまあまあ?」と質問する。

これに上原氏は「いやいや十分でしょう。ルーキーでいきなりああいう場面で投げさせてもらって抑えていますから。ただ、ピッチクロックという部分で」と投球時間に制限を設けるピッチクロック制度の導入を疑問視した。

 

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■福留氏も「おもしろくない」

話を聞いた関口は「あれだ。あれはどう思います? 早くしろということだよね」と質問する。

この日のゲストで元中日ドラゴンズ福留孝介氏は「僕はあれは本当におもしろくないと思っています」と酷評。上原氏も「僕もあれは野球をおもしろくならなくさせていますね」とコメントした。

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■上原氏は時間見直しを提言

福留氏は「野球って意外と間のスポーツなので、それはちょっと。ここまで短くすると、おもしろくないかなという気はしてます」とピッチクロックに否定的な見解。

関口が「ファンの方たちのなかにもそういう意見がありますよ。急かして急かして」とツッコミを入れる。

すると上原氏も「今年はちょっとランナーがいたときに、去年は20秒だったのが、さらに短くなって18秒になっているんですよ。ランナーがいなければ15秒なんですけど。僕は20秒、25秒ぐらいにのばしてほしいですね。もう、ちょっとおもしろくないですね」と語っていた。

 

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■WBCで採用の可能性も

MLBピッチクロックは、試合時間短縮に一定の効果を上げており、次回のWBCでも採用される可能性も指摘されている。

日本プロ野球でも採用が検討されたが、見送られた。いずれにしてもMLBではピッチクロックが導入されており、アメリカでプレーを望む日本人選手は順応する必要がある。

上原浩治氏、メジャーリーグのピッチクロックに苦言 「おもしろくない」