日テレ・日本テレビ

25日、Snow Man・渡辺翔太が主演を務めるドラマ『先生さようなら』(日本テレビ系)が最終回を迎える。かねてから、同作が放送されていた枠『シンドラ』は「旧ジャニーズ枠」だったが、今作をもって終了となる。

ファンからは惜しむ声があがっていて…。

【関連記事】Snow Man・渡辺翔太、『先生さようなら』座長のリアルな評判 現場での行動に周囲も驚嘆 

 

■「旧ジャニーズ枠」7年の歴史にピリオド

『シンドラ』は、毎週火曜日0時59分から1時29分の深夜帯に放送される連続ドラマ。2017年にHey! Say! JUMP・有岡大貴、高木雄也、八乙女光の主演ドラマ『孤食ロボット』を皮切りに、スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)所属タレントが主演を務めるのが恒例に。

1月クールは、渡辺が高校の美術教師役を務める『先生さようなら』が放送され、ファンからも好評だった。だが、3月7日、日本テレビは2024年春の改編で3月いっぱいでこの枠を終了すると発表したのだ。

 

関連記事:旧ジャニーズ、11月に「3度目の記者会見」の可能性 “NGリスト騒動”が後を引いて…

■性加害問題の影響が懸念されるが…

約7年続いた「旧ジャニーズ主演枠」のドラマが消滅することになる。昨年、スマイルアップは性加害問題が大きな話題になり、同社の所属タレントをCMに起用していた企業が契約を終了する事象が見受けられた。

今回の『シンドラ』終了も性加害問題の影響だと考える人もいるかもしれない。だが、日本テレビは7日の会見で「視聴者の皆さんのニーズに対応するという総合的な判断で決定しています」とし、「旧ジャニーズさんの取り組みによる判断ではない」と説明。

今後の所属タレントの起用に関しては、「我々が申し入れた点に関しては対応が進んでいると判断しました。新規起用を含めて検討できる段階には入っています」と前向きな姿勢を見せた。

関連記事:菊池風磨、性加害問題の裏で囁かれる「本当の評価」 テレビ局からのオファーは…

■テレビ局とスマイルアップの関係に変化?

ある芸能事務所関係者は、テレビ局スマイルアップの関係が変化している印象を受けると話す。

「昨年スマイルアップの会見が行われた際、世間からテレビ局と同社の蜜月関係を批判する声があがりました。そうした反応を鑑みてか、日本テレビに限らず、今回の番組改編では例年に比べて、終了するスマイルアップタレントの番組が多いと思います。これまでは彼らの人気頼りなドラマやバラエティ番組も少なくありませんでしたが、テレビ局側も過度にスマイルアップに頼る体質を変えようとしているのかもしれません」(芸能事務所関係者)。

『シンドラ』終了の背景にも、日本テレビの心境の変化があったのだろうか…。

 

関連記事:旧ジャニーズ、『紅白』以外の大晦日歌番組からも「起用NG」に… 関係者からも厳しい声

■「これで最後だと思うと…」惜しむ声も

「旧ジャニーズ主演枠」がなくなることに関して、ショックを受けるファンは多いようだ。

「シンドラもこれで最後だと思うとほんとさみしい」「先生さようならが1番最後のドラマか」「全部見てたわけではないけど、楽しいドラマがいっぱいあった」など、惜しむ声があがっている。

4月1日から、所属タレントのマネージメントを担う「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」が稼働する(※スマイルアップは被害者への補償業務に専念する)。

今後、同社のタレントを取り巻く状況はどうなるのか──。

 

関連記事:山下智久・錦戸亮、来年4月の民放連ドラで復活か テレビ局の「過剰な忖度」に変化

■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

現在は、『不適切にもほどがある!』(TBS系)の展開を注視する日々。

日本テレビ、7年続いた“旧ジャニーズ主演枠”ドラマが消滅 「これで最後…」ファンもショック