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3月10日、秋篠宮ご夫妻は「春季慰霊大法要」に参列された

第二次世界大戦末期の昭和20年1945年)、一夜にして約10万人が犠牲となった東京大空襲から79年となった3月10日。犠牲者を追悼するため、東京都慰霊堂で「春季慰霊大法要」が営まれ、秋篠宮ご夫妻が参列されていた。

「この日も秋篠宮ご夫妻は、小池百合子都知事の挨拶や関係者の追悼の言葉に静かに耳を傾けられ、焼香されていました。大法要は3月10日と、関東大震災発生日の9月1日に開催されており、近年は皇室から秋篠宮ご夫妻や佳子さまが参列されています」(宮内庁関係者)

しかしこの日、ヒヤリとするハプニングがあったという。

「焼香台の前の席に向かって、秋篠宮さまの3~4メートル後方を歩いて紀子さまが会場に入られてきました。秋篠宮さまが椅子の前で立ち止まったとき、紀子さまは反対側から急いだご様子で反対側へと回り込まれたのです。

その際に、左足のヒールカーペットに引っかかり、足元を少し取られそうになってしまったのです。紀子さまは年明けからご体調不良で複数のご公務を休まれたこともありましたし、“もし転んでしまったら…”とヒヤリとした関係者は少なくなかったのです」(前出・宮内庁関係者)

ただ、こうしたシーンには既視感があると、皇室ジャーナリストは振り返る。

「早足で進まれる秋篠宮さまの後ろを紀子さまが追いかけ気味に歩かれるところは、頻繁にお見かけする印象がありました。1月26日、都内で開かれた『第72回関東東海花の展覧会』に秋篠宮ご夫妻と佳子さまが臨まれた際にも、出迎えた関係者に挨拶される秋篠宮さまを、紀子さまと佳子さまが早足で追いかけるようなご様子になっていました」

1月に紀子さまが“胃腸の機能的な障害”と医師の判断を受けられた後に、秋篠宮さまが紀子さまを気づかわれるようなお姿を見せられた。

1月17日、『交通安全国民運動中央大会』に出席された際、秋篠宮さまが後方の紀子さまを気にされながら入場され、壇上でも紀子さまを見守られるように着席されていたのです。普段は早足で歩かれることが多い秋篠宮さまが、気を遣われていたこともあってか、紀子さまのご体調の不調が継続していることが伝わってくる場面でした。

しかし、このところ秋篠宮さまがまた早足で歩かれるようになったので、宮内庁内でも“紀子さまのご体調も快方に向かっているのだろう”と話す職員もいました」(前出・皇室ジャーナリスト)

2015年、結婚満25周年に際してのご感想を、対談形式で公表された秋篠宮ご夫妻。秋篠宮さまは、紀子さまに対して次のような感謝の言葉を述べられている。

《25年というと、親・兄妹と過ごした年月より長く一緒にいたことになります。それだけの期間をともに過ごしていれば、共有することができた貴重な経験は数多くあります。また、誰かの言葉を借りれば導火線が短い私ですので、口論も多々あるのはごく普通のことでしょう。そのようななかで、ほとんど言葉に出さないので不満かもしれませんが、感謝の気持ちもきちんともっていますよ》

周囲にはわからなくても、お二人の間でのみ通じる“絆”で、秋篠宮さまと紀子さまは支え合っている――。