新しい未来のテレビ「ABEMA」にて新卒採用番組「キャリアドラフト」を放送している絆ホールディングス株式会社は、全国の就活生から社会人1年目までの男女500名を対象に、「就活事情調査」を実施。このたび、その調査結果を発表しました。



まず、全員を対象に、志望している(していた)業界について調査。男女別にランキングにしたところ、男性は1位「メーカー(36.8%)」、2位「IT・通信(20.0%)」、3位「官公庁・公社・団体(17.2%)」、女性は1位「医療・福祉(27.6%)」、2位「メーカー(20.0%)」、3位「官公庁・公社・団体(14.4%)」でした。男女ともに「メーカー」「官公庁・公社・団体」が人気な一方で、男性は「IT・通信」、女性は「医療・福祉」がトップ3にランクインする結果になりました。



次に、就職先の選び方について聞きました。雇用や福利厚生の安定を求める「安定志向型」と、個人のスキルアップを求める「上昇志向型」で、自身はどちらのタイプで就職先を選ぶかを尋ねると、約8割が「安定志向(79.6%)」と答え、多数派であることが分かりました。企業選びでは、約6割が「給料(58.4%)」を重視。次いで「業務内容(53.2%)」、「福利厚生(40.0%)」が挙がりました。



続いて、“就活の先輩”ともいえる内定者と社会人1年目を対象に、就活中の後悔や失敗について調査。まず自身の就活については、約6割の人が「後悔がある(59.3%)」と回答。3割以上が「大学生活を有意義に過ごすべきだった(31.3%)」と、大学生活の過ごし方に後悔を感じていました。また、「自己分析が不十分だった(29.3%)」や「業界を絞りすぎていた(29.3%)」といった後悔を感じている人も多く見られました。

就活中の失敗談を募ったところ、面接中の緊張によるど忘れや、オンライン面接ならではの失態などのエピソードが寄せられました。

<就活中の失敗談10選>
・スーツを着て行ったら私服指定で恥ずかしい思いをした(東京都・21歳男性)
・ネット環境が悪く、オンライン面接に遅刻した(大阪府・23歳男性)
・言う必要のないネガティブな発言をしてしまった(香川県・22歳男性)
・夏のインターンにあまり行かなかったので、早期選考に参加できなかった(茨城県・23歳男性)
・面接で緊張しすぎて伝えたかったことをど忘れしてしまった(奈良県・28歳男性)
・グループワークで周りの人の話についていけなかった(宮城県・23歳女性)
・面接官の質問の意図がわからず、黙り込んでしまった(東京都・23歳女性)
・自分の本当にやりたいことが定まらず、早めから就活をしていたが長引いてしまった(奈良県・21歳女性)
・面接に適したメイクや髪型の練習しておけばよかった(神奈川県・20歳女性)
・面接で自分が何を聞かれていたのか、話しているうちに段々分からなくなってきて、あやふやに言葉を終わらせてしまった(大阪府・20歳女性)



社会人1年目を対象に、今の会社に入社して後悔があったかを聞くと、「後悔がある(66.1%)」と答えた人は6割以上。後悔した理由として、最も票が集まったのは「給料が少ない(34.2%)」でした。給料に不満を抱えている人が多いようです。他には、「残業が多い(29.7%)」や「業務内容がイメージと違った(21.6%)」という理由も多く挙げられました。



入社後にギャップを感じている人が多いことが分かりましたが、会社を辞めたいと思ったことはあるのでしょうか。調べると、「とてもある(22.0%)」と「ある(35.7%)」を合わせて、約6割が会社を辞めたいと思ったことがあると答えました。その理由を見ると、最も多かったのは男女ともに「給料が少ない(男性40.5%、女性34.5%)」でした。次に、男性は「残業が多い(21.4%)」、女性は「業務内容が向いていない(29.1%)」が多い結果に。これらが仕事に対するモチベーションに影響していることが分かりました。

一方、会社を辞めたいと思ったことが「ない(42.3%)」と回答した人からは、「やりがいがあるから」(東京都・26歳男性、茨城県・23歳女性)、「居心地がいいから」(山形県・21歳男性)、「給与もそこそこ良く、人間関係が良好なため」(東京都・29歳女性)という理由が挙がりました。



企業選びで重視するポイントとして、また、入社後の後悔として挙げられた「給料」。次は、この「給料」に焦点を当てて調査をとりました。まず、初年度の希望年収を聞くと、最も票が集まったのは「300万円以上~350万円未満(21.2%)」で、比較的堅実な傾向がうかがえました。男女別でデータを見ると、男性は「300万円以上~350万円未満(25.2%)」、女性は「200万円以上~250万円未満(24.0%)」が最多で、希望年収に男女差があることも分かりました。

一方、内定者と社会人1年目を対象に、実際の初年度年収がいくらかを尋ねると、「200万円以上~250万円未満(25.1%)」が最も多い結果に。希望していた「300万円以上~350万円未満」をもらう人は16.5%に留まりました。男女別で見ると、男性は「250万円以上~300万円未満(25.7%)」、女性は「200万円以上~250万円未満(35.9%)」でした。



自分の能力・経験に対して、この初年度年収が妥当だと思うかを尋ねると、約3人に1人が「少し低い(23.4%)」、「低すぎる(10.5%)」と答えました。金額が足りていない、と不満に感じている人が一定数いるようです。

実際の初年度年収に対して率直にどう感じたかを聞くと、将来昇給が見込めるかを不安視する声や、物価高な今、生活・貯金のためにも給料を上げてほしいという声が挙がりました。反対に、1年目の未経験者がもらえる金額としては妥当と考えている人もいました。

<初年度年収への率直な感想>
・1年目で仕方ないと思うが、ここから増額されるのかが不安(東京都・22歳男性)
・労働時間に対して少ないと思う(大阪府・23歳男性)
・物価高に対応するために、もっと上げてほしい(東京都・25歳男性)
・これから年収が上がらないと、貯金できるか不安(愛知県・21歳女性)
・安いので学費返済に困っている(東京都・24歳女性)
・昇給が見込めなさそうで未来を不安に感じる(大阪府・22歳女性)
・1年目だから給料が低いのは仕方がない。経験を積み重ねて給料が上がれば良い(群馬系・24歳男性)
・未経験でかつ1年目にしては多いと考えている。ボーナスもあるためそこまで不満はない(東京都・21歳女性)
・想像していたよりももらえることは素直に嬉しいが、仕事が向いてなく貢献できていないので心苦しく感じる(岡山県・23歳女性)
・逆に投資をしてもらっている側なので、それに今後応えていきたいという気持ちの方が強い(大阪府・23歳男性)



初年度年収はいくらからが高いと感じるのでしょうか。その金額を聞くと、「400万円以上」から高いと感じる人が増え始めました。700万円以上ともなると、かなりの高収入であることがうかがえます。

もし新卒1年目から高収入が見込めるチャンスがあれば、挑戦したいと思うかを調査すると、約7割が「そう思う(32.0%)」、「どちらかといえばそう思う(37.2%)」と回答。前向きな人が多いことが明らかになりました。その理由には、「ガンガン稼ぎたいから(千葉県・22歳男性)」、「将来のために貯金がしたいから(京都府・21歳男性)」、「能力に見合った給料が欲しい(鳥取県・23歳男性)」、「働きがいがあるから(愛知県・19歳女性)」といった声が挙がりました。一方、挑戦したいと思わない人では、「プレッシャーになる(秋田県・21歳男性)」、「スキルを上げてから挑戦したい(新潟県・22歳女性)」といった、責任の大きさを危惧する声も見られました。

就活生から社会人1年目までの就活事情に迫った本調査を通して、多くの人が企業選びで重視するポイントや入社後の後悔として「給料」を挙げており、初年度年収に対して不満や不安を抱えている人が多数いることが判明。新卒1年目から高収入が見込めるチャンスがあれば挑戦したいと思う人は約7割もいることが分かりました。



そんな高収入のチャンスに挑戦できるのがABEMAにて放送中の新卒採用番組「キャリアドラフト」(毎週金曜 21時~)です。100社以上の企業からオファーを勝ち取るドラフト型採用の様子を放送するこの番組では、多くの人にとって夢のような金額である「700万円」の初年度年収を勝ち取った学生も登場しています。調査では、約3人に1人が自分の能力に対して初年度年収は「低い」と感じていることも分かりましたが、ドラフト型採用では、自分の能力や経験に見合った収入を手に入れることも可能です。ぜひこの機会に同番組をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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