誰にでも第2の生きるチャンスを与えられ幸せになる権利がある。犬だってそうだ。
動物にやさしい国トルコにある非営利団体では、体に障がいをもつ犬たちを優先して保護し献身的な世話をする活動を行っている。
犬たちが日々幸せに過ごせるよう、施設では犬を乗せるための専用の列車を作って散歩をさせているという。
トルコにある非営利団体の保護区「Paws Holding on to Life Association」には、現在560匹の犬がいる。
その犬たちの世話を毎日献身的に行っているのが、保護区創設者のブケット・エズギュンリュさんだ。
4年前にこの保護区を設立したブケットさんは犬の保護と世話に人生を捧げてきた。ここにいる犬たちの大半は、半身不随だという。
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犬たちは、人間に撃たれたり殴られたり、捨てられたりして虐待を受けてきました。
救助された犬たちには、障がいが残りました。
私の父は身体障がい者なので、保護区には障がいを持つ犬を優先して引き取っています。
ここにいる犬たちは私たちを必要としています。だから懸命に世話をするようにしています。
犬たちは一緒に専用の列車で毎日散歩に行く
ブケットさんはさまざまな工夫をして、犬たちの体が不自由でも散歩を楽しめるようにしている。
犬たちは車椅子に乗って遊んだり探検したりできるだけでなく、特注の「ドッグ・トレイン」で一緒に散歩にも行くことができる。
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ひとつひとつの樽に乗った犬たちをブケットさんがクアッドバイクで引っ張っていくのだ。
ブケットさんと小さな冒険に出る犬たちは、楽しそうだ。
かつては虐げられたり忘れ去られたりしてきたたちは、保護区で第2の生きるチャンスを与えられ、幸せに暮らしている。
References:Woman Builds 'Dog Train' To Take Disabled Rescue Pups On Little Adventures/ written by Scarlet / edited by parumo
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