3月23日・24日の2日間にわたって東京ビッグサイトにて行われている、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」。24日には、会場内REDステージでTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の7期直前PLUS ULTRAステージが開催。山下大輝緑谷出久役)、岡本信彦爆豪勝己役)、佐倉綾音麗日お茶子役)、内山昂輝死柄木弔役)、福圓美里(トガヒミコ役)が登壇し、これまでの因縁を振り返ると共に、第7期の見どころを語った。

【写真】ステージで『ヒロアカ』を語り合うキャストたち

 本作は、コミックスシリーズ世界累計発行部数が8500万部を突破した、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平の同名漫画が原作。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久、通称“デク”が社会を守り、“個性”を悪用する犯罪者“敵<ヴィラン>”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語が展開するヒーローアクションだ。

 「今日はよろしくお願いしマーッシュ!」(山下)、「かっちゃんって呼んで!」(岡本)、「お茶子ちゃんって呼んで!」(佐倉)など、観客とのお決まりのコール&レスポンスがあるヒーロー組。その流れに乗らず普通に挨拶した内山を見て、福圓が「弔くんはやらなくていいの?」と。「そういう柄じゃないんで……」と拒否する内山に代わって福圓が「弔く~ん!」という掛け声を観客に求め、内山は「初めて言われた(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

 7期という長い歴史を持つだけあり、仲の良さそうな雰囲気のキャスト陣。しかし、役としてはヒーローとヴィランを演じているので、ここからは「辿れ!それぞれの軌跡」と題して、これまでの場面写真を見ながら因縁の関係性をたどっていくことに。

 1期の雄英高校に入りたてのビジュアルが映し出されると、「若い!」「線が細い!」と大はしゃぎする一同。今は表情も体つきも頼もしくなっていることから、「貫禄ついたわ~」と成長にしみじみ。ヴィラン組も「ここら辺は内輪揉めがすごかった」と信頼関係を築くまでに色々あったことを振り返る。

 お茶子とトガヒミコの因縁のきっかけとなった3期の林間合宿襲撃の話に及ぶと、「まさかこんな長い付き合いになるとは思わなかった」と福圓。当時、原作でもトガヒミコがお茶子に対して特別な思いを抱いていることは描かれておらず、佐倉は「運命の出会いだったんですね」と語った。

 そんな林間合宿の中で、ヴィランに攫われた爆豪。それを「ピーチ姫」といじりつつも、ピンチにも関わらず「寝言は寝て死ね!」と果敢に抵抗し続けた爆豪に対し、岡本は「ここで、彼もヒーローなんだなと思いました」と。山下も「ピンチの中であんなに強気に出られるかっちゃんはヒーロー」と、粗野に見えても彼は生粋のヒーローなんだと力強く述べた。

 他にも、オールフォーワンとオールマイトの戦い、デクと爆豪の因縁にひとつ決着がついたシーン、死柄木とトガヒミコの覚醒など、間もなく放送となる7期に繋がる重要な因縁についてのトークも展開。6期の全面戦争、デク&爆豪が死柄木と対峙した回については「叫びまくりだった」とアフレコを回顧。山下はテストの時から全力で叫んでいたそうで、内山も「主役が(手を)抜かないから、自分も抜くわけにはいかない」と同じくテストから全力を出したと明かした。

 過酷な展開が続いた6期に続き、再び波乱を予感させる7期。そんな7期の新PVが初公開されると、山下は「最初から最後まで息つく暇がない!」と大興奮。本編も「全部ドやべぇ」展開になっているそうで、他キャストも「毎回最終回だよね」「全員が主人公と言っていい」とファンの期待を煽っていた。

『僕のヒーローアカデミア』7期直前PLUS ULTRAステージ in AJ2024に出席した(左から)佐倉綾音、岡本信彦、山下大輝、内山昂輝、福圓美里 (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会