他人にとっては取るに足らないほんのささいなことでも、本人にとっては一大事。そんな出来事が起こったときにやさしさを示すことができるかできないかで、その人たちの、または地域のすばらしさを感じることができる。
ある父親が、娘が子供のころから大切にしていたぬいぐるみを、誤ってゴミ集積場に捨ててしまった。
少女のために、地域住民らは集積場のゴミの山からぬいぐるみを探すことに尽力した。そのおかげで奇跡的にぬいぐるみが発見され、少女のもとに戻すことができた。
References:Strafford town leaders help dig beloved stuffed animal out of trash compactor/ written by Scarlet / edited by parumo
アメリカ・ニューハンプシャー州に住むジェイク・マカルピンさんは、ある日娘のシャーロットさんから「カップケーキはどこ?」と聞かれて困惑した。
カップケーキとは、シャーロットさんが4歳のときにクリスマスプレゼントとしてもらった茶色の犬のぬいぐるみで、成長したシャーロットさんはそのぬいぐるみを今でも大切にしていた。
自分がゴミ集積場に持って行ったぬいぐるみのことだ。
誤ってカップケーキを捨ててしまったことに気付いたジェイクさんは、シャーロットさんの継母となるメレディスさんに相談。
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メレディスさんはすぐにSNSでその1件をシェアし、ゴミ集積場を開けてくれる人がいないか相談した。
地域の住人たちが協力してぬいぐるみ探し
Facebookでもシェアされたこの件は、地域のリーダー的存在のブライアン・モナハンさんの目に留まった。
ブライアンさんはSNSのスクリーンショットをゴミ集積場の鍵を持つ同僚に送り、カップケーキを探しに行って無事にシャーロットさんのもとへ返してやれないかと頼んだ。
翌日、雨が降っていたがブライアンさんは同僚と一緒にゴミ集積場の圧縮機の中を探し始めた。
文字通りゴミの山からぬいぐるみを探すことは容易ではない。だが、バックホーを使って圧縮機の中で潰されたゴミ袋を取り出し、手でほぐしながら懸命に探し続けた。
丸1日かけてついにぬいぐるみを発見
ついに、圧縮機の中から犬のぬいぐるみが見つかった。
ジェイクさんは信じられない気持ちでそれを手に取った。そしてすぐにシャーロットさんのもとへ持ち帰った。
地域の人たちの協力があったからこそ、見つかったといえる犬のぬいぐるみを再び手にすることができたシャーロットさんは、満面の笑みを見せた。
発見に協力したリサイクリング・センターの管理者ダン・コンウェイさんは、このようにほほ笑んだ。
シャーロットさんの笑顔がすべてを物語っていました。
誰かのために精いっぱいのやさしさを示す。ジェイクさんの地域住人たちは、身をもってそれをシャーロットさんに教えたのかもしれない。
References:Town Leaders Help Dig Beloved Stuffed Animal out of Trash Compactor Using More Than Just Their Hands/ written by Scarlet / edited by parumo
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