去就が注目を集めているカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)だが、バイエルンは決断を迫っているようだ。ドイツスカイ・スポーツ』が伝えた。

バイエルンの左サイドバックに君臨し、類まれなるスピードで脅威を与えているデイビス。2019年1月にバンクーバー・ホワイトキャップスカラ加入し、ケガで離脱することがありながらも、ここまで公式戦184試合で9ゴール28アシストを記録している。

今シーズンも主軸としてプレーする一方で、2025年6月30日までの契約を結んでいる中、レアル・マドリーが強い関心を示している。

バイエルンは年俸約1400万ユーロ(約23億円)、2029年夏までの新契約をオファー。一方で、デイビスは年俸2000万ユーロ(約32億7500万円)を求めている状況だ。

スポーツ・ディレクター(SD)を務めるマックス・エベール氏は「人生のある時点でイエスかノーを言わなければならない」とデイビスを牽制していた。

デイビスの代理人は、エベール氏、クリストフ・フロイント氏、バイエルンの経営陣と会談。その中でも強気の姿勢を崩さなかったが、バイエルンは1400万ユーロ以上を支払う気はないとのこと。その場合は、マドリーに売りに出すことになるという。

バイエルン側は、5000〜6000万ユーロ(約82億〜98億円)の移籍金を期待している一方で、マドリーはデイビスの状況を踏まえて5000万ユーロ以下に抑えるように全力を尽くすことになるとのこと。デイビスがどういった決断を下すのかがまずは注目だ。